5月12日にベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、延長12回の裏に訪れた“まさかの結末”が、野球ファンの間で注目を集めている。
【映像】西武・松井稼頭央監督がブチギレた瞬間!
この試合、両チームともに点を取りあう形で終盤へと突入し、4-3、西武1点のリードで迎えた8回表、楽天は代打・炭谷銀仁朗のタイムリーで同点に追いつき、そのまま延長戦へ。
そして迎えた12回裏・西武の攻撃は、2死走者なしから8番・古市尊が四球で出塁して2死1塁と、長打が出ればサヨナラのチャンスに。ここで西武ベンチはサヨナラのランナーとして、古市に代え、俊足・金子侑司を代走に起用。しかも打席には代打の切り札・呉念庭という場面となったが、楽天8番手の西口直人は、“金子の足”を警戒しながらの投球ということもあってか、1球目のフォーク・2球目のストレートと低めに外れてカウント2-0に。ここで西口は、金子に盗塁をさせないことはもちろんのこと、呉が打った際に、金子のスタートを遅らせることで、一塁からの長躯ホームインを阻止したいという狙いなどから、一塁へと牽制。
しかしあろうことか金子は、この牽制に誘い出されることに。そのまま挟殺プレーとなり、あえなくタッチアウト。スタンドのファンのボルテージが最高潮に達する中での、あまりに呆気ない幕切れとなってしまった。
5月19日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、この"まさかの結末"について紹介することとなったが、その映像では、金子のタッチアウトの瞬間に、ベンチから出てきた松井監督の表情が映し出されることに。これを見た野球解説者の里崎智也氏は、「松井監督の激怒り顔」と表現。ネット上の野球ファンからは「最後まで全力で走ってほしい」「愛斗と中村がホームラン打ったと聞いて西武も盛り返しくるなと思ったのにこんな結末を迎えてたなんて…」「古市が意地でもぎ取った四球を足のスペシャリストがこれは…」「赤田コーチが全てを物語ってる」「4時間20分この試合を見続けた12,675人が…」といった声が続々と寄せられることとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)