5月12日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、ソフトバンク・柳田悠岐が見事なホームランを含む3安打2打点と大暴れ。この試合の終了時点で、打率.348、本塁打7、打点18と、今季はここまで好調を維持している柳田だが、そんな柳田が“カモ”としている相手として、オリックスの山崎福也の名が挙がった。
【映像】ソフトバンク柳田に“カモ”られてる?
5月19日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、前出・5月12日の一戦での柳田の“大暴れ”ぶりが紹介されることとなったが、その際に、番組司会の辻歩アナウンサーは、「柳田選手が打っている動画で、ピッチャーがオリックスの山崎福也選手の確率がちょっと高めだなと。山崎選手自身は好成績を残していますが。」と、山崎が柳田を苦手としている可能性について指摘。するとこれを受けて、野球解説者の里崎智也氏は、「これはもう(柳田が)″カモ″にしてるんじゃないですか。」と、興味深げな様子で頷いていたものの、「オリックスが打たれてるんじゃないですか。」と、山崎だけでなく、オリックス投手陣全体として、柳田を苦手としているのではないかという推測を語った。
なお、今季に限っていえば柳田は、北海道日本ハムファイターズ投手陣に対して、30打数13安打で打率.433、本塁打2と得意としており、以下、安打数では千葉ロッテマリーンズ(30打数)とオリックス・バファローズ(34打数)がともに10本で並ぶため、日本ハムほどではないにせよ、柳田はよく打っており、オリックス・山崎については、まだ2打席の対戦ではあるものの、2打数2安打1本塁打と、少なくとも現状は柳田に分があるように見えるが、それもそのはず、今季、柳田が山崎からホームラン(今季7号)を放った5月12日の対戦までは、柳田の対・山崎の通算成績は、33打数15安打4本塁打と打率が4割5分を超えており、左同士の対戦でありながらも、かなり得意としていることがわかるのだ。
とはいえ、山崎といえば、昨季も西武の山川穂高への対策として、141キロのストレートと85キロの超スローカーブを織り交ぜた絶妙な配球を披露するなど、変幻自在の投球でスラッガーを翻弄する器用さを持つなど、その緩急を織り交ぜた投球術は折り紙つき。今後、どのような形で柳田を攻略するのか、注目したいところだ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)