「硬いモノを真っ二つに!」と聞くと、空手や居合いの達人などの“スゴ技”を思い浮かべる人も少なくないと思うが、こうした“スゴ技”を持つのは、なにもそうした面々だけではない。
見るからに人力では動かせなさそうな巨大な大理石を前に、なにやら作業をしている様子の男性。彼は大理石にハンマーで淡々とくさびを打っていく。しかし彼がくさびを叩くうちに、徐々にその響きは高音に…そこで手を止めて、しばし、石の様子を見守る男性。すると、楔が落ちる小気味良い音と、ゆるやかな低音を響かせながら、大理石が真っ二つに。実はこの人物、くさびを使って石を割る職人の高木嗣人さん(高木工房)。
高木さんは長年の経験を元に石の割れやすい「目」を読み、必要な大きさへと加工する“スゴ技”の持ち主で、そのあまりに落ち着いた雰囲気からの“真っ二つ”は、武道の達人にも通じる雰囲気が。
この投稿動画は既に40万回以上再生され、「ハンマーの数十秒後に割れるとは本当に最小限の打ち込みで石を割ったのだなぁーと感動しますね 石の目を読むなんてどんな感覚なんだろう」「えぇぇ こうやって割ってたの!? 今まで、水カッター見たい何で切ってるンだと信じて疑わなかった...」「目がわかるってスゲーなー!」「ハンマーの打ち込み方が綺麗。職人芸。」「クサビが一斉に落ちる音、良いですね」「石が割れるのを初めて見ました。鋸で挽いたようにきれいに二つに割れて驚き ピラミッドもこうして積み上げたのかな」「くさびを打つってこれなんだな。凄い」「古代の枯れた技術だと思ってたけど、これ今でも現役なんだなぁ。」と、高木さんの“スゴ技”に感動する声を中心に、様々な反響が続出。
様々な分野でロボットによるオートメーション作業が取り入れられている昨今、それとは真逆に位置するこうした熟練工による“スゴ技”は、やはり多くの人々を魅了するのかもしれない。
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