【スーパーフォーミュラ】第4戦(決勝・5月21日/オートポリス)
前戦に続き、大湯都史樹(TGM Grand Prix)が、痛恨のリタイアとなった。
予選14番手からスタートで6つポジションアップし、その後もオーバーテイクを続ける鮮やかな走りを見せていたが、30周目に阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)と接触。そのままコースアウトし、無念のリタイアを喫した。
ファンからも大きな落胆の声が上がるなか、大湯も無線で「おい! ふざけるなよ! どうして俺だけいつもこうなるんだよ!?」と怒りを露わに。しかし、この接触に関して、大湯に30秒加算のタイムペナルティ及びペナルティポイント1点という裁定が下った。
鈴鹿サーキットでおこなわれた第3戦で、大湯(TGM Grand Prix)はポールポジション(予選1位)から優勝を狙ったが、野尻智紀(TEAM MUGEN)から追突され、マシンを大きく壊すクラッシュでリタイアとなった。
TGM Grand Prixは、今年から発足した新チームであり、活動資金も潤沢にあるわけではない。第4戦までになんとかマシンを直し、決勝前にようやくセッティングが決まり、「ここからまた追い上げよう」と気持ちを新たにした矢先にこのリタイアだ。大湯とチームの痛切な思いは計り知れない。
幸いなことに、前回ほどマシンに大きな損傷は見られないため、また次戦に素晴らしい走りを見せて欲しいと願うばかりだ。
(ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』/(C)JRP)