【MLB】エンゼルス2-6ツインズ(5月20日・日本時間21日/アナハイム)
両手を組んで祈る者もいれば、インパクトの瞬間に両手を叩いて大喜びする者もいる。世界中の野球ファンを魅了するエンゼルス大谷翔平投手の打席は、いつ飛び出してもおかしくないホームランを期待し、ドキドキの連続だ。6回の第3打席、フルカウントから飛び出した今季11号となるソロアーチ。ネット裏最前列に陣取った女性ファンが、豪快アーチに様々なリアクションを見せた。
大谷の豪快なホームランの前には、多くのファンが我を忘れて熱狂する。大きく口を開いて「おー!」と叫んだり、その場で飛び跳ねたり。屋外ではありながら、本拠地エンゼル・スタジアムの気温が急上昇したのではないか、と思われるほどの盛り上がりにもなる。
この日は序盤からツインズにリードされ、エンゼルスファンにとってはもどかしい展開が続いた。流れを一変させるべく、6回の先頭打者として打席に入った大谷は、速球で責めてくる相手投手に対してフルスイングを連発。フルカウントからややシュート回転して真ん中高めに入ってきた94.2マイル(151.6キロ)のストレートを高々と打ち上げると、ファンが待つ右中間席にゆっくりと消えていった。
この一撃の前、ネット裏の女性ファンの一人は、手を組んで「お願い、打って…」と祈っていた。試合中ということを考えれば、最も打席から近い場所からの祈り。これが見事通じたのか、心地よい打球音が響くと女性ファンは「はっ!」とばかりに目で球を追い、大きく口を開けて驚いた。また、同じくネット裏でニコニコと大谷の様子を見ていた女性ファンの2人組は、まだ他のファンが打球の行方を見守っている中「これ、行ったんじゃない!?」と一足先に“確信拍手”。この様子を見るに、かなり打球判断の早い野球通かもしれない。
明日5月21日(日本時間22日)は、打者として2試合連続12号、投手としては今季6勝目を目指して、リアル二刀流で出場。この夜以上に、老若男女を問わずファンを驚かせる活躍を目指す。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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