5月17日・18日の両日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズ戦で、オリックスにとってはアンラッキーなプレーが2日連続で発生。野球ファンの間で話題となっている。
【映像】またお前か!“呪われた”不運すぎるプレー2連発
まず、5月17日の試合では、2-0、ロッテ2点のリードで迎えた5回裏の攻撃、2死二塁の場面で、4番・茶谷健太の打球は三塁線へのゴロに。これを、オリックスの三塁・宗佑磨は、三塁ベース後方で待ち、手堅く捕球してアウトに…という場面であったが、宗の目の前で、打球がベースに当たって大きく跳ねる形で方向が変わり、その後、打球がレフト側のファウルゾーンへと転々とする間に、二塁走者の平沢大河が生還し、ロッテは貴重な追加点を奪う形となった。
このプレーについて、千葉ロッテOBの野球解説者・里崎智也氏は、5月19日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、「これもう、宗、後ろにいるんで、(ベースに)当たらなかったら楽勝でアウトでチェンジなんですよ。」と、本来であれば難なくアウトにできる場面であったものの、それがベースに当たったことで大きくイレギュラーバウンドして取れなかったとした上で、「これ、タイムリーですからね。しかもこれ、めちゃくちゃ大事な1点だったんですよ。」と、しかもそれにより奪われた1点が後続のタイムリーを生み、結果的に試合を決める重要な意味を持つものであったと指摘。「4番・茶谷にとってはラッキーだし、オリックス・宗にとったらアンラッキーですよね。」と、この打球を巡り、オリックスとロッテで幸・不幸が大きく分かれる展開となったとコメントした。
続く5月18日には、1-0、ロッテ1点のリードで迎えた6回裏・ロッテの攻撃、2死2塁の場面で、ロッテの9番・岡大海の放った打球は三塁への内野ゴロに。完全に打ち取られた形の打球となったが、この打球も、あろうことか三塁ベースへと当たり、レフト戦へと転がるタイムリーに。オリックスにとっては、2日連続で“三塁ベースに点を奪われる”といっても過言ではない、なんともアンラッキーな展開となった。
このプレーに里崎氏は「これがまたね、めちゃくちゃ大事なとこだったんですよ。しかも、(好投の山﨑福也から)比嘉(幹貴)に代えてまで、岡を抑えようとしたところが、ベース当たってなかったら、宗、後ろにいるんで、楽勝でアウトなのに、またベースに当たって。しかもセカンドランナーが帰ってくるっていう。オリックス、この火・水・木の試合、アンラッキーすぎてかわいそうでしたね。」「ロッテで言うと“(幸)運”ですけど、オリックスで言うと“う~ん。”ですね」と、“魔の三塁ベース”に翻弄されたオリックスに同情する形でコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「オリファンとしては埋めてやりたいくらい憎かった三塁ベース」「マジでこれは酷かった」「まさにベースボール」「今すぐ3塁ベースと複数年契約をしよう。」「こんな素晴らしい選手が生涯千葉ロッテ宣言してくれてるの本当に嬉しい」といった様々な声が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)