「もう…動けない…」小兵力士が252キロ超巨漢に死力を尽くした3分間の大激闘 取組後の「お疲れさん」な仕草に館内ほっこり大歓声
【映像】3分の激闘に両力士とも疲労困憊

大相撲五月場所>◇九日目◇22日◇東京・両国国技館

 小兵の幕下四十五枚目・大日堂(陸奥)と巨漢の幕下四十七枚目・出羽ノ城(出羽海)が3分間にわたる大熱戦を繰り広げた。取組直後、敗れた出羽ノ城が疲労困憊の大日堂を気遣うという、ほっこりするような場面もあった。

【映像】3分の激闘に両力士とも疲労困憊

 身長178センチ・体重124.2キロと小柄な大日堂がこの日対戦したのは、身長190.5センチ・体重252キロの巨体の持ち主・出羽ノ城。立ち合いのど輪で攻めた大日堂は、押したり投げたりと果敢に技を仕掛けるが、倍以上の体重がある出羽ノ城は微動だにせず、組み止められるとこう着状態に。途中、一旦離れてにらみ合い、そこから大日堂が左の張り手をお見舞いして組みにいくと、館内からは拍手と笑い声が巻き起こった。

 その後も大日堂が頭をつけて必死に寄ろうとするも出羽ノ城はまったく動かず、「ハアハア」と荒い息遣いも聞こえてくるように。だが最後は、出羽ノ城の懐から抜け出した大日堂が右腕をたぐって素早く回り込むと、後ろからまわしを奪取。必死に攻め立て、送り倒しを決めて大日堂が3分の勝負に決着をつけた。

 全力を振り絞った両者は土俵上に倒れ込み、しばらく大きく深呼吸。先に立ち上がった出羽ノ城は、疲労困憊で四つん這いのまま立てずにいた大日堂のもとへ近寄り、手を差し出していた。勝ち名乗りを受けに下がる大日堂は疲れ果てた様子だった。勝った大日堂は2勝目。敗れた出羽ノ城は4敗目を喫した。

 倍以上の体重がある“超巨漢”相手に小兵・大日堂が死力を尽くすと、ファンからは「よくやった」「フルマラソン感」「100キロ差エグいな」「2人ともお疲れさま!」とねぎらいの言葉が続出したほか、敗れながらも相手を気遣う出羽ノ城に「ビンタされたのにやさしい」「負けた方が助けるの」といったコメントも相次いで寄せられた。
ABEMA/大相撲チャンネルより)

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