<大相撲五月場所>◇九日目◇22日◇東京・両国国技館
元大関の前頭十四枚目・朝乃山(高砂)が前頭十枚目・竜電(高田川)を寄り倒しで下し、13場所ぶりに幕内勝ち越しとなる8勝目を挙げた。館内は拍手喝采となり、ファンも「嬉しいな」「勝ち越しおめでとう」と祝福の声を寄せた。
大関在位中に不祥事のため6場所出場停止の処分を受け、一時は三段目まで番付を落とした朝乃山。だが再スタートを切って以降、勝ち越しを続け、今場所からは2年ぶりに幕内復帰を果たしていた。
初日から無傷で白星を連ねていた朝乃山は、中日に前頭十一枚目・北青鵬(宮城野)に敗れて連勝は7でストップ。ストレート給金を逃していた。勝ち越しをかけて挑んだ九日目の取組では、立ち合い頭から当たって得意の右四つに組むと、強く前に出る攻めを展開。粘る竜電が土俵際で残すも、最後は力強く前に出た朝乃山が豪快な寄り倒しを決め、8勝目となる勝ち星を挙げた。幕内では実に13場所ぶりとなる朝乃山の勝ち越しに、客席からは万雷の拍手が沸き起こった。敗れた竜電は6敗目を喫した。
朝乃山の勝利を受けて、ABEMAで解説を務めた元大関・豪栄道の武隈親方は「やはり差し手争いで、朝乃山が速かった」と指摘。「勝敗の分かれ目は(朝乃山が)右を差したこと。それが最後に出ましたね」と分析すると、「まだ8番じゃ満足できないでしょうから、朝乃山は12番、13番を目標にやると思います」と語り、朝乃山がさらに白星を積み重ねることに期待を寄せた。
13場所ぶりに幕内での勝ち越しを決めた朝乃山に、ABEMAの視聴者からも「嬉しいな」「勝ち越しおめでとう」「見応えあった」と祝福の声が相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
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