バレンシアは22日、21日の『ラ・リーガ第35節 バレンシアvsレアル・マドリード』の一戦で、レアル・マドリードに所属するFWヴィニシウス・ジュニオールに対して人種差別的なジェスチャーを行なったサポーターに生涯に渡って入場禁止処分を科すことを発表した。
 事の発端となったのは、21日に行われた『ラ・リーガ第35節 バレンシアvsレアル・マドリード』の一戦。バレンシアがFWディエゴ・ロペスのトップチーム初ゴールで残留に向けて大きな勝ち点3を得た一方で、試合前から一部のバレンシアサポーターによるヴィニシウスへの人種差別的なジェスチャーが横行しており、とりわけ、70分過ぎには試合が約10分程度止まる事態にまで発展していた。スタジアム全体に人種差別発言を咎めるアナウンスが発せられた後、試合は再開。しかし、試合終盤にヴィニシウスが退場処分を受けた場面では、スタンドから同選手を侮蔑するチャントが歌われていた。