足が先か、頭が先か 0.01秒差を争う力士たちに館内興奮「これは際どい」「同体でよくない？」

＜大相撲五月場所＞◇十日目◇23日◇東京・両国国技館
　幕下十八枚目・大辻（高田川）と幕下二十三枚目・琴手計（佐渡ヶ嶽）が際どい勝負を繰り広げた。足がつくのが先か、頭が土俵に触れるのが先か、微妙な場面に「これは際どい」「同体でよくない？」とファンも大興奮の様子を見せていた。
【映像】足か頭か、ぎりぎりの好防
　激しい攻防戦を繰り広げた一番。突っ張ってから相手の手をたぐる厳しい攻めを展開したのは琴手計。いなした大辻も果敢に前に出て攻めていく。めまぐるしく動き回った両者は、最後土俵際で、片足で粘る琴手計と頭から落ちる大辻がもつれ合うように倒れ込んだ。