【MLB】エンゼルス5-8マーリンズ(5月27日・日本時間28日/アナハイム)
チャンスで打てない悔しさを、珍しく露わにした。エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場したこの試合。サヨナラのチャンスで打席が回ってきた大谷があえなく凡退、その悔しさからベンチでヘルメットを叩き付ける一幕があった。
場面は9回裏、無死一塁の場面。マウンドにはマーリンズ5番手のフローロ。サヨナラの絶好機に地元ファンの声援も最高潮だ。しかし大谷は初球、150キロの高速シンカーへうまく合わせたものの、これは三塁手・バーティの正面、不運にも三直でアウトとなってしまった。大谷はベンチへ下がるとヘルメットを“ゴンッ!”と用具置き場へ置き、悔しそうに手袋を外し、溜まった鬱憤を飲み干すように、スポーツドリンクの入った紙コップを空にした。
うまく合わせた良い当たりだっただけに、ABEMAの視聴者からは「惜しいバッティング!」「大谷シフトなら抜けてたのに」「悔しそうな大谷さん……」と反響が寄せられ、自分への怒りを抑えようとする大谷へ「良い当たりだったけどな」「最近ついてないから大谷くんお祓いいこう」「打ち方はよかった」と激励の声も集まっていた。
なお投手・大谷はこの試合終了時点でリーグ7位タイの5勝(1敗)、防御率も再び2点台となって同10位の2.91の好成績。奪三振は90で、ブルージェイズ・ガウスマンの89を1つ抜きトップに浮上している。降板した投手が打席に立ち、サヨナラチャンスが期待されるだけでも常識外れだが、ファンはその展開を待ち、今回は悔しさを飲み込むこととなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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