5月23日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、ソフトバンクの必勝パターンともいえる“絶望コンビ”の完璧すぎるリレーが野球ファンの間で話題となっている。
【映像】6者連続三振! 打者が絶望する瞬間
4-2、ソフトバンク2点のリードで迎えたこの試合の8回裏、3番手・津森宥紀の後を受ける形で登板したのは、昨季、森唯斗の代役としてクローザーをつとめ、抜群の安定感を見せたモイネロ。モイネロは、この回先頭の代打・水野達稀を全球ストレートで空振り三振に切ってとると、続く6番・マルティネスに対しては、ストレートを続けて追い込み、最後はキレの良いカーブで空振り三振に。そして7番・上川畑大悟に対しては、スライダーとカーブを交えながら、最後は155km/hの豪快なストレートで空振り三振。見事、3者連続三振で完璧に抑え込んだ。
すると、9回には千葉ロッテマリーンズから加入の守護神・オスナが登板。オスナはこの回先頭の代打・ハンソンを3球で三振に切ってとると、続く代打の2番手・中島卓也も全球ストレートで空振り三振に。そして最後の打者となる1番・野村佑希に対しては、ストレートに加え、カットボール・スライダー・チェンジアップを織り交ぜつつ追い込み、空振り三振。なんと、8回のモイネロから回を跨いで、6者連続三振という完璧なリリーフで、試合を締めくくることとなった。
他球団からすると、反撃の糸口さえ見つからない“絶望コンビ”ともいうべきモイネロ・オスナのリレーに、野球解説者の里崎智也氏は、5月26日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、「もう完璧ですよね。しかも7回から津森から始まってるから。津森のサイドスロー入っての、左(のモイネロ)入っての、右(のオスナ)だから。相手も合わせ切れないところがありますよね。」と、タイプの違う優れたリリーフが相次いでリレーすることで、相手打線も攻略しづらいと指摘。そうした上で里崎氏は、「これはもう最強でしょ。」と、改めてソフトバンクの“勝利の方程式”を称賛した。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)