5月23日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、ソフトバンクのモイネロ&オスナの“絶望コンビ”が6者連続三振で8回・9回を締めくくって話題となるなど、リリーフ陣が好調のソフトバンク。そんな同チームの投手陣について、元・千葉ロッテマリーンズの野球解説者・里崎智也氏が言及した。
【映像】衝撃!「絶望コンビ」が打者が絶望させる 6者連続奪三振の瞬間
5月26日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、前出の北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークス戦で披露されたソフトバンクの“完璧すぎるリレー”を紹介することとなったが、その流れの中で里崎氏は、「これはもう最強でしょ。」と、鉄壁ともいえるリリーフ陣について称賛。しかしその一方で里崎氏は、「ソフトバンクは、良い悪い別として、QS(クオリティ・スタート)は44%ぐらいで、パ・リーグで一番少ないんです。(先発投手が)5回で代わってるから。6回投げないとQS行かないじゃないですか。5回で代わって“あと、よろしく~”っていうところもあるし。」と、リリーフ陣が充実しているがゆえのことか、その分、先発陣が早くマウンドを降りる傾向にあると指摘した。
また、こうした指摘の上で里崎氏は、「完投は大関(友久)がしてますけど、基本的にチームとして、完投が少ない。ちょっと、リリーフ使いすぎてたら疲れちゃうよっていうところもあるので。」と、充実しているとはいえ、長いシーズンの戦いを考慮すると、リリーフ陣の疲労という意味での懸念があるとしながら、「(リリーフ陣が)素晴らしいのはもちろんですけどね。これから追い上げていくためには、もうちょっと先発がね。長いイニングを投げることも大事になってくるところかもわかりませんね。」と、今後、チームが優勝に向かって追い上げていくには、先発陣の“イニング食い”が必要になってくるだろうという見方を示した。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)