将棋の第81期名人戦七番勝負は5月31日、渡辺明名人(39)と藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が第5局の対局を行っている。対局1日目の昼食には渡辺名人が「握り寿司」、藤井竜王が「信州ポーク勝カレー」を注文。第5局で副立会を務める高見泰地七段(29)と戸辺誠七段(36)が対局者がオーダーしたメニューの“食レポ”に挑戦した。
第5局の舞台は、自然豊かな長野県高山村の「藤井荘」。副立会の両者は、対局者の選んだ食事メニューの味を伝えるための“食レポ”に挑戦したが、高見七段は「食レポは先手必勝なんですよ!」と早々に握り寿司に着手。海の幸満載の贅沢な一皿の味を紹介しつつ、「長野県は海に面していないですが、昨日オーダーが決まると同時に新鮮な魚を仕入れて直送してきたそうです」とレポーターとしてきっちりと“仕事”をこなしていた。
一方、戸辺七段は藤井竜王のオーダーした「信州ポーク勝カレー」を担当。高見七段の先手宣言に対して「こんなにハードルの高い後手ある!?」とタジタジとなっていたが、「ルーは信州牛の出汁を使って野菜を煮込んだもの。信州ポークのカツと牛の夢の競演で、美味しいところの“両取り”。将棋は『両取り逃げるべからず』ですけどね!」とボリュームたっぷりのメニューを紹介した。
両者の食レポに、ABEMAの視聴者も大爆笑。「ええコンビやw」「圧倒的に後手優勢だったよw」「食レポも戸辺攻め」「適当すぎて草w」「はしゃいどるなー」「いじり合いw」「勢いで押し切るつもりだなw」と多数のツッコミの声が飛んでいた。さらにABEMAで解説を務める阿部健治郎七段(34)は、「海から離れている地域ほどお寿司にこだわっているところが多いんですよね。海はないけどプライドはある、という」とコメント。これにもファンからは「ほほー!」「確かに長野県はお寿司の消費量が上位だったような」との反応が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)