将棋の第81期名人戦七番勝負は6月1日、渡辺明名人(39)と藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)の対局を行っている。藤井竜王の封じ手開封から再開された第5局は、先手の渡辺名人のペースで進行。激戦が見込まれる今後の展開に大きな注目が集まっている。
4連覇を狙う渡辺名人の1勝、最年少名人と七冠獲得を目指す挑戦者・藤井竜王の3勝で迎えた第5局は、名人の矢倉対竜王の雁木の戦いとなった。互いに慎重な駒組みから渡辺名人が前例を離れ力戦に。カド番に追い込まれた渡辺名人だが、作戦巧者らしい細かな工夫を散りばめた構想を見せている。
対局再開以降は長考合戦から攻め合いへと発展。ABEMAの中継に出演した広瀬章人八段(36)は、ペースをつかんだ渡辺名人に対して「さすが名人という手順」とコメントしていた。激戦が見込まれる午後の戦いで、渡辺名人がリードを拡大するか、藤井竜王が押し返すか。持ち時間は各9時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
渡辺明名人 信州ポーク勝カレー(単品)
藤井聡太竜王 信州そばと天ぷら御膳
【昼食休憩時の残り持ち時間】
渡辺明名人 3時間37分(消費5時間23分)
藤井聡太竜王 3時間18分(消費5時間42分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)