将棋の第81期名人戦七番勝負は6月1日、渡辺明名人（39）と藤井聡太竜王（王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20）が第5局2日目の対局を行っている。ABEMAの中継には、前期竜王戦七番勝負の挑戦者・広瀬章人八段（36）が出演。毎局大注目を集める対局中のおやつについて「藤井竜王と被らないように」オーダーしていた裏話を披露した。この細やかな気遣いに、視聴者からは「さすがです」「ホント広瀬さんええ人やなー」とコメントが寄せられていた。
【映像】渡辺名人の「モンブラン」と藤井竜王の「フルーツスフレロール」
広瀬八段は、2022年10月から12月にかけて行われた第35期竜王戦七番勝負で藤井竜王に挑戦。4期ぶりの復位を目指して激闘を繰り広げたが、2勝4敗で敗れた。まもなく午後のおやつの時間を迎えるとあり、中継でのトークもおやつの話題に。本田小百合女流三段（44）から「竜王戦ではおやつの注文が藤井竜王と被らないように、と宣言されていましたね」と振られると、「結局結構被ってしまったんですけどね。なるべく被らないように、というのは意識していました。“被らない宣言”する人、いないですよね。どこで気を使っているんだって話ですよね（笑）」と番勝負の裏側を振り返った。
全国各地で行われるタイトル戦で対局者がオーダーするおやつ・昼食メニューは、観光やご当地盛り上げにとって一大コンテンツとなっている。広瀬八段ももちろんそのことを意識した上でのメニューチョイスだったといい、「これから全部のタイトル戦ではすべて注目されることになりますよね。特に藤井さんが何を頼むかは」と、大事な勝負の水面下では対局者が開催地への感謝を込めた心配りを行っていることを語った。
この広瀬八段のトークに、視聴者からは「広瀬先生が選ぶおやつっていつもかわいい」「広瀬さんの注文よかった」「めっちゃおやつに気を使われたのね」「さすがです」「ホント広瀬さんええ人やなー」と数多くの声が集まっていた。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
