6月1日に行われたセ・パ交流戦、オリックス・バファローズ対広島東洋カープの一戦で、オリックスの山下舜平大が先発。広島打線から6奪三振を奪い、自責点0(失点1)の好投で今季5勝目を挙げることとなった。

【映像】怪物・山下舜平大、全球「メジャー級」 バッターに襲いかかる瞬間

山下は昨年まで1軍登板はなし。にもかかわらず、今季は開幕投手に抜擢され、しかもそれがプロ初となる1軍のマウンド。通常ならば緊張のあまり、本来の力を発揮できないままにマウンドを降りるという可能性もあるところだが、この試合で山下は、西武打線相手に5回1/3を投げて4安打1失点、7奪三振と好投。その強心臓ぶりを含め、“怪物”ぶりを発揮することとなったが、2戦目となった4月11日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、さらにその“怪物”ぶりが加速。楽天打線を5回2安打無失点、10奪三振とシャットアウト。プロ初白星を挙げることとなった。
“無双”ともいえるその後の活躍ぶりについては説明するまでもないことだが、ちょうどその頃、ABEMAの『バズ!パ・リーグ』では、山下に直撃インタビューを敢行していた。そこから浮かび上がってきたのは、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希とはまた違う“怪物”ぶりと、ある意味、令和の若者らしさ、そして、実直な人柄であった。