5月31日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われたセ・パ交流戦、北海道日本ハムファイターズ対東京ヤクルトスワローズの一戦で、2打席連続弾を放ち、その長打力を披露することとなった日本ハム・加藤豪将。そんな加藤の打撃について、埼玉西武ライオンズ時代にシーズン25本塁打をマークしたスラッガーとして知られる野球解説者・G.G.佐藤氏が言及した。

【映像】何故打てる? 独特なバッティングフォームから一発を放った瞬間

この試合で加藤は、3回裏に迎えた第2打席で、ヤクルト先発・市川悠太から外角やや高めのストレートを弾き返す形で右中間スタンドへと運ぶ鮮烈なNPB初本塁打を記録すると、続く5回の第3打席では、市川の失投を見逃さずに捉え、同じく右中間スタンドへと飛び込む2打席連続弾を放つこととなったが、こうした加藤の打撃について佐藤氏は、6月2日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』に出演した際に、「身体そんなに大きくないですけどね、振りが強いというかね。」と、決して大柄とはいえないながらも、振りの強さで長打を生み出していると指摘。

続いて、番組司会の辻歩アナウンサーから、「ちょっと肘を畳んで、独特なバッティングフォームだと思うんですけども、これは如何ですか?」と、ややオープン気味のスタンスで、肘を畳むように構え、横からバットの軌道を入れていくという、加藤の独特なフォームとスイングについて水を向けられたG.G.佐藤氏は、「コンパクトにね。大振りしない感じで振りぬいてますけど、それでいて飛ぶわけですから。理想的な打ち方ですよね。しっかり自分の力をコンパクトな振りなのに伝えられてる。力を伝えられているスイングかなと思いますね。」と、そのメカニズムについて解説した。
さらに佐藤氏は、辻アナウンサーから「どうですか?日本ハムでどれくらいの活躍を期待したいですか?」と今後の活躍について訊ねられると、「いや、20発ぐらい打ってくれたらね。」と、長距離砲としての期待を寄せるとともに、「華がある。見ていてワクワクする選手でよね。」と称賛した。