プロ麻雀リーグ「Mリーグ」に2023-24シーズンから新規参戦するBEAST Japanextのドラフト会議指名オーディション予選A組が6月3日に行われ、新井啓文(最高位戦)が卓内トップを取り、ファイナル進出を決めた。ファイナルでの優勝者は、シーズン開幕前に行われるドラフト会議で、チームから指名される権利を得る。
真っ先にMリーグ入りへ王手をかけたのは新井だった。所属する最高位戦のNo.1タイトル「最高位」の経験者でもある新井は1回戦を3着で終えると、続く2回戦で本領発揮。東場の親番で大きく加点しリードを奪うと、南場でも突き放し5万点を超える大きなトップで初勝利を挙げた。このトップでリラックスできたのか3回戦でも2着に入りきっちり加点、トータル首位で最終4回戦を迎えると、内田みこ(連盟)の猛烈な追い上げを食らいながらも、ここでも2着を確保して終わってみれば1人浮きの卓内トップ。4戦通してバランスよく打ち通した。
試合後、ニコニコの笑顔でインタビューに応じた新井は「我ながらよく戦えていたと思います。相当集中できていました。結構ぎりぎりの牌をきって、ノーテン罰符も積み重ねたのがこの結果につながったのかなと思います」と納得の表情。「最終戦はほとんど自分が(セミファイナル進出以上の)3位以上が確定していたので、浅井さんとの戦いだけでした」と振り返った。悲願のMリーグ入りには、セミファイナルを飛ばしていきなりファイナルで戦えることになったが「2週間後のファイナルに勝って、やっと『やったー!』というものなので、しっかり備えたいです。(相手の)麻雀の研究をする時間もあると思うので、しっかりした状態で再来週、またこの場に臨みたいです」と、気合を入れ直していた。
【試合結果】
1位 新井啓文(最高位戦)
2位 内田みこ(連盟)
3位 浅井堂岐(協会)
4位 竹内元太(最高位戦)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆BEAST Japanextドラフト会議指名オーディション 2023-24シーズンからMリーグに新規参戦するBEAST Japanextによるオーディション。シーズン開幕前に行われるドラフト会議で指名する4人のうち1人を事前に決定するもの。選考された8選手が予選A卓、B卓に4人ずつ分かれ各組1位がファイナル決定。2、3位はセミファイナルに進み、上位2人がファイナル行きとなる。ファイナルでの優勝者がドラフトで指名される権利を得る。各ステージ、全て半荘4回で競われる。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







