【MLB】エンゼルス-マリナーズ(6月10日・日本時間11日/アナハイム)
見逃せばボール球、しかし大谷翔平投手にかかっては、これすらホームランボールとなってしまう。エンゼルスの大谷が「2番・DH」で先発出場したこの試合。第2打席で2試合連発となる18号の2ランホームランを放った。アプローチしたボールは内角へ低く沈むボール球。ボール球を叩いてホームランという思いもよらない一発にファンからは驚きの声が、スタジアムも騒然となった。
3点を追う3回裏、2死走者一塁の場面。メジャーデビュー2戦目の若手、マリナーズ先発・ウーの2球目、内角へ沈む135キロのスライダーにアプローチすると、ライナー性の打球がライトスタンド前方へ突き刺さった。このバッティングに試合を中継したABEAM視聴者は「あのコースをえぐっ」「完全ボール球やぞ」と驚愕。これで大谷は6月に入り「10戦5発」の量産モード。この好調ぶりに「打谷やばい。調子よすぎやろ」「さ、流石6月男」と賛辞も多数。
表情をほぼ変えずにダイヤモンド一周、ベンチでセレモニーの兜をかぶりながら仲間とハイタッチした大谷。大谷はこの打席、初球に同じ内角低めのスライダーに空振り。近いコースでストライクを取りに来た2球目に対応してみせた。解説を務めている元メジャーリーガーのマック鈴木氏は「出ましたね!」と興奮。「甘く入ってきましたね、それを見逃さないですよ」と加えた。
昨日9日(同10日)の試合では二刀流マウンドで17号2ランを含む3安打の猛打賞。あと三塁打が出ていればサイクル安打という今季4度目の“サイクル未遂”の活躍を見せていた大谷。鈴木氏は「投げた次の日もすごい打つ。投げたほうがリズムがいいんですかね?」と獅子奮迅の活躍を褒め続けていた。
ホームラン王争いの最大のライバルであるジャッジは右足親指の捻挫で負傷者リスト(IL)入り。ライバル不在のうちに逆転なるか、注目だ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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