5月30日に開幕したセ・パ交流戦。11試合を消化した6月10日終了時点で、福岡ソフトバンクホークス・横浜DeNAベイスターズ・オリックス・バファローズ・北海道日本ハムファイターズ・読売ジャイアンツ・広島カープの6球団が同率1位で並ぶという混戦の様相を呈しているが、そんな交流戦の現況と展望について、元・千葉ロッテマリーンズで野球解説者の里崎智也氏が言及した。
6月9日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、「稀に見る大混戦」として、6球団が同率で並ぶ現在の順位表を見せつつ、交流戦の状況について紹介することとなったが、番組司会の辻歩アナウンサーから「上位6チームがピッタリ並ぶ…これ、僕らのミスじゃなくて、本当にこうなってるんですけども、大混戦。そして、以下のチームも含めて、全チームにまだ交流戦優勝の可能性あるんですけど、ここまでの交流戦、如何ですか?」と、展望について訊ねられた里崎氏は「いや、もう、何もなかったようにレギュラーシーズン戻りそうですね。」と、大ドンデン返しがないまま、再びリーグ戦に突入するのではないか?という見方を示すことに。
続いて辻アナウンサーが、昨季までの対戦成績を踏まえる形で、「過去はね、ほとんどパ・リーグの勝ち越しのほうが多いんですけど、今、実力としては拮抗しているようになってきているのかなと思うんですけど。」と水を向けらると、里崎氏は「下4つ(※下位4球団)が、パ・リーグじゃないですか。」と、今季の交流戦に限っていえば、同率1位の6球団に、ソフトバンクとオリックスが入っている一方で、それ以外の4球団が下位に並んでいることを指摘。
それを受けて、辻アナウンサーが「もしかすると、去年、一昨年と、セ・リーグ勝ち越しなんで、3シーズン連続もあるかもしれないというふうな、そういったところなんですよね。」と、このまま行くと、セ・リーグによる3年連続の交流戦勝ち越しも充分にあり得るとコメントすると、里崎氏は、「そうですね。」としたものの、「まあ、別にどっちが勝ち越しても、僕、あんまり興味ないですけどね。どっちでもいいじゃないですか。どっちが強いとか弱いとか言ってる場合じゃないですよね。」「セ・パが強いとか弱いとか関係ないんですよ。大げさに言ったら、セ・リーグファンだと、ジャイアンツファンだと、セ・リーグ(の球団が)がめちゃくちゃ弱くて、“ジャイアンツだけ勝ってる!”とかが最高なんですよ。パ・リーグだと、ソフトバンクがめちゃくちゃ勝ってて、あとの全球団負け越しが最高なんですよ。」と、セ・リーグvsパ・リーグという観点ではなく、あくまでそれぞれのチームがどのような戦いを見せ、リーグ戦を制していくかに関心があることを語った。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)





















