6月6日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対広島カープの一戦で、日本ハムのルーキー・加藤豪将が、勝利への執念を感じさせるヘッドスライディングで、デビューから9試合連続安打を記録したことが、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】飛びすぎ！メジャー仕込み“執念のヘッドスライディング”
2-1、日本ハム1点のリードで迎えたこの試合の5回裏、2死二塁の場面で、この日の第3打席を迎えた加藤は、フルカウントからの7球目、広島先発・大瀬良大地が投じた真ん中高めのカットボールを力強く叩き、一、ニ塁間への強いゴロに。そのまま抜けるかと思いきや、これを広島の一塁・堂林翔太が横っ飛びで押さえ、カバーに入った大瀬良へとトス。打った加藤は、大瀬良との競争となり、タイミング的にはアウトになるかに見えたが、ここで加藤は気合十分のヘッドスライディング。間一髪セーフとなり、自身がデビューから続けていた連続安打を9試合に伸ばすこととなった。
こうした加藤の勝利への執念を感じさせる渾身のヘッドスライディングと、連続安打記録に、ネット上の野球ファンからは「バッティング技術だけじゃなく、ガッツもあるとか最高やな。」「ヘッスラに掴んだチャンス、絶対逃さないとの気持ちが伝わるな。凄いよ。」「怪我が怖いけど闘志溢れるプレイは好き」「長くマイナーいて変に拗れたりせずに、この年齢になってもど根性プレー出来るのはほんとに素敵や。若手が奮起する。」「マイナー10年の叩き上げでメジャー昇格を果たした野球選手がNPBにドラフト指名されてルーキーとしてプレーしてるなんて異世界転生みたいで好き。」といった様々な声が寄せられている。
また、野球解説者の里崎智也氏は、6月9日に放送された『バズ！パ・リーグ』（ABEMA）に出演した際に、「長打あり、短打あり、右へ左へっていうね。いいバッティング見せてますけども、まあ、ルーキーと言ってもね、メジャー経験者ですから。メジャーで吉田が新人王っていうぐらいに違和感あるんですよね。」と、加藤がNPBではルーキー扱いであるとはいえ、MLBでのプレー経験がある“異色のルーキー”ことを踏まえる形でコメント。そうした上で里崎氏は、「まあ、でも、これぐらいの期待はね、多くの皆さんはね、入団当時からしてたんじゃないかなというところでね、期待に沿ういい活躍をしてるんじゃないですかね。」と、その“ルーキーらしからぬ活躍ぶり”を称賛した。
（ABEMA『バズ！パ・リーグ』）
