ラシャへ叩き付けたツモ牌が、このタイトル戦で勝ち上がりたい気持ちを表していた。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2023」予選1stステージのA卓が6月12日に行われ、赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）が2位通過。1位通過のHIRO柴田（連盟）と共に2ndステージへ駒を進めた。試合後はうれしさ大放出、ニッコニコでインタビューを受けた。
第1試合は東家から園田、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎（連盟）、柴田、水崎ともみ（協会）の並びでスタート。園田は東1局にリーチ・一発・ドラの7700点を水崎からアガって好発進。しかしその後は柴田にペースを握られ、東3局5本場に水崎が満貫をツモると、ラス目に落ちてしまった。その後も水崎と3・4着を争う展開。ラス目で迎えたオーラス2本場、リーチのみの手だがこれをライバルの水崎からロン、1600点（＋600点）で園田は3着。
トップ、もしくは並びを作った上での2着が必要となる第2試合、園田はまたも東1局にリーチをかけ、リーチ・ツモ・ドラの7800点をゲット。東3局1本場には内川に対して意外な牌で3900点（＋300点）の放銃を喫し、思わず目を丸くする場面もあったものの、通過ポジションを譲ることなく最終局、南4局2本場へ。園田はここでピンズを2つ仕掛けて、白が暗刻のテンパイ、待ちはカン3索だ。これをハイテイで「バチコン！」と叩き付け、白・ハイテイ・ドラ2の8000点（＋300点）のアガリ。自らのツモで勝利を決めた。最終結果は柴田が1位、園田は2位。
試合後のインタビューで園田は「めちゃくちゃ嬉しいですね！」と大喜び。饒舌に試合を振り返り、舞台袖の同卓者に話を振るほどのマイペースぶりも発揮した。盛り上がりすぎた談話を打ち切られると、最後は「2ndステージも頑張ります！」と簡潔にまとめ、周囲の笑いを誘った。レギュラーシーズン同様の面白インタビューにファンからは「ウケてるなぁーw」「おもろ！」「園田次もガンバ！」と多数のコメントが寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 HIRO柴田（連盟）4万1900点／＋61.9
2着 内川幸太郎（KADOKAWAサクラナイツ・連盟）3万2900点／＋12.9
3着 園田賢（赤坂ドリブンズ・最高位戦）1万4400点／▲25.6
4着 水崎ともみ（協会）1万800点／▲49.2
【第2試合結果】
1着 園田賢（赤坂ドリブンズ・最高位戦）4万4500点／＋64.5
2着 HIRO柴田（連盟）2万3500点／＋3.5
3着 内川幸太郎（KADOKAWAサクラナイツ・連盟）2万2000点／▲18.0
4着 水崎ともみ（協会）1万点／▲50.0
【最終結果】
1位 HIRO柴田（連盟）／＋65.4
2位 園田賢（赤坂ドリブンズ・最高位戦）／＋38.9
3位 内川幸太郎（KADOKAWAサクラナイツ・連盟）／▲5.1
4位 水崎ともみ（協会）／▲99.2
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー32人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者20人、計52人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、ベスト16からのシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
Mリーグ 日程
Amazon人気商品
