プロ歴38年の新星誕生、忍田幸夫が2連勝で1位通過!「とても嬉しいです!」Twitterはトレンド入り/麻雀・Mトーナメント
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 多くのMリーガーが生まれる前からプロとして活躍、業界を牽引していた男が、ようやくMの舞台で脚光を浴びた。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2023」予選1stステージのB卓が6月12日に行われ、忍田幸夫(麻将連合)が2連勝で圧巻の首位通過。2位にはEX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)が続いた。

【映像】忍田幸夫、ベテランの技が光る絶品回し打ち

 第1試合は起家から忍田、元セガサミーフェニックスで2年ぶりにこの舞台へ戻った和久津晶(連盟)、松ヶ瀬、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)の並びでスタート。試合は4者が横並びで南入り。南2局3本場、忍田は北・ドラ3をツモって8000点(+900点、供託3000点)の価値あるアガリ。これでトップ目に立つ。

 オーラスは忍田の巧みな戦いぶりが際立った。まず高宮のリーチに対して、自身は6・9筒の平和をテンパイ。ドラ三万を掴むとこの形は諦めて、ピンズを払う。その後、一万を引いてカン二万のテンパイ。さらに四万を引いて二・五・八万の三面張へ変化。どの選択もほぼノータイム、流れるように形を変え、最後は高宮からアガって平和・赤・ドラ2の8000点を獲得。見事な回し打ちでトップを手に入れた。このアガリに視聴者は「忍田さん強すぎるー!!!!」「レジェンド最強ぉぉ」「お見事!」と賛辞を多数寄せた。インタビューでは「あの卓に付くのが夢、ここでインタビューを受けるのも夢だった」と感慨深い表情も。

 第2試合も忍田主導の流れは変わらない。東1局に満貫をツモ、南1局には高宮から満貫をアガり、これでほぼ通過は確定。その後もアガれそうな手は自然に進め、オリると決めるや一切の隙も見せない名人芸。圧巻の2連勝で2ndステージ通過を決めた。

 2度目のインタビューでは「1回戦目がトップだったので、2回戦目は選択の幅が広がるので、やっぱり有利でしたね。2回戦目のトップは僥倖です」と謙虚そのもの。「1stステージ勝ち上がれて本当に嬉しいです、まだ先は長いんで、1つ1つ勝ち上がっていきますので、引き続き応援よろしくお願いします」と視聴者へメッセージを伝えると、忍田の麻雀を堪能しファンとなった視聴者から「一気に好きになったわ」「Mリーグ入ってくれー!」「コメントがもうMリーガー」「マジでいいキャラしてる」と多数のコメントが寄せられた。

 Twitterでは「忍田さん」「忍田プロ」など関連キーワードがトレンド入り。プロ歴38年の新星がこのタイトル戦で大いに輝いている。

【第1試合結果】

1着 忍田幸夫(麻将連合)4万9200点/+69.2
2着 松ヶ瀬隆弥(EX風林火山・RMU)2万3900点/+3.9
3着 和久津晶(連盟)1万9100点/▲20.9
4着 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)7800点/▲52.2

【第2試合結果】

1着 忍田幸夫(麻将連合)3万7300点/+57.3
2着 和久津晶(連盟)3万3600点/+13.6
3着 松ヶ瀬隆弥(EX風林火山・RMU)2万9100点/▲10.9
4着 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)0点/▲60.0

【最終結果】

1位 忍田幸夫(麻将連合)/+126.5
2位 松ヶ瀬隆弥(EX風林火山・RMU)/▲7.0
3位 和久津晶(連盟)/▲7.3
4位 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)/▲112.2

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー32人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者20人、計52人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、ベスト16からのシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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