あふれ出る個性は、足元の仕草からも現れていた。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」予選Cリーグ第3試合、チーム天彦とチーム広瀬の対戦が6月10日に放送された。大会では対局はもちろん、チームの作戦会議や、仲間の対局を見守る喜怒哀楽の表情、食事などのエネルギー補給の様子にも大きな注目が集まっている。この日は、“貴族”の異名を持つ佐藤天彦九段（35）の優雅な身のこなしや足元の所作が話題に。ファンからは「お上品」「優雅やね」「りらっぴこ」などのコメントが上がっていた。
仲間だけの空間とあり、対局中には見せない素の表情が見られると話題のチーム控室。特にリーダー席は壁を背にした奥に設けられており、表情はもちろん足元までがカメラに捉えられている。“貴族”の愛称で親しまれる佐藤九段は、着用しているスーツ、表情、身のこなしはどこを切り取っても実にエレガント。仲間の対局中、チームメイトの戸辺誠七段（36）とともにモニターを眺めながら足を組み、ゼリー飲料を飲む様子にも「りらっぴこ」「お上品」「優雅やね」「ほんと貴族」とコメントが寄せられていた。
Cリーグでは佐藤九段のチーム天彦のほかにチーム広瀬、チーム菅井が出場したが、それぞれの棋士は背もたれを使う使わない、足を組む、ワイルドに足を広げるなど、実に個性豊か。大熱戦が繰り広げられた対局はもちろん、棋士たちが見せるリラックスした表情や立ち居振る舞いもファンの注目ポイントとなったようだ。
◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
