羽生善治九段、将棋連盟会長就任後初勝利なるか 3期連続昇級と勢いに乗る大橋貴洸七段と対戦 “鬼の住処”開幕戦/将棋・順位戦B級1組
【中継】羽生九段VS大橋七段 注目のB級1組開幕戦

 将棋の順位戦B級1組1回戦が6月15日に行われ、羽生善治九段(52)と大橋貴洸七段(30)が午前10時から対局を開始した。日本将棋連盟会長に就任したばかりの羽生九段が、3期連続昇級と勢いに乗る大橋七段とどのような戦いを繰り広げるか。“鬼の住処”とも呼ばれるB級1組開幕戦に大きな注目が集まっている。

【中継】羽生九段VS大橋七段 注目のB級1組開幕戦

 羽生九段は1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の99期を誇り、棋戦優勝も同じ最多の45回。「七冠独占」「永世七冠」など、数々の大記録を打ち立てた将棋界のスーパースターだ。2021年度はプロ入り後初めて勝率が5割を切り、順位戦A級からも陥落するなど試練の年になったが、2022年度は見事に復活。7年ぶりに勝率6割超えを果たすと、年度末にはALSOK杯王将戦七番勝負で藤井王将とタイトルを争うなど、トップクラスでの存在感は変わらない。さらに、9日には日本将棋連盟の会長に就任。プレーヤーとマネジメントの“二刀流”の活動に期待が高まっている。

 大橋六段は、2016年10月に四段昇段。竜王戦3組、順位戦B級1組。2018年に若手棋戦のYAMADAチャレンジ杯、加古川青流戦で優勝し、同年度の将棋大賞新人賞に輝いた。居飛車、振り飛車どちらも指しこなすオールラウンダーで、2020年には「耀龍四間飛車」で升田幸三賞も受賞した。順位戦は3期連続で昇級を決め、今期からB級1組に初参戦している。

 B級1組は13人の総当たりで行われるリーグ戦で、通称・“鬼の住処”とも呼ばれている。2枠の昇級枠をかけて毎年大激戦が繰り広げられており、A級復帰を目指す羽生九段、B級1組初の大橋七段、両者がどのような熱戦を繰り広げるか大きな注目が集まっている。両者は初対戦となるが、白星を手にするのはどちらか。この一戦から目が離せない。

 本局の持ち時間は各6時間(チェスクロック使用)で、先手は大橋七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第82期 順位戦 B級1組 1回戦 羽生善治九段 対 大橋貴洸七段
【中継】第82期 順位戦 B級1組 1回戦 羽生善治九段 対 大橋貴洸七段
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羽生善治九段、将棋連盟会長就任後初勝利なるか 3期連続昇級と勢いに乗る大橋貴洸七段と対戦 “鬼の住処”開幕戦/将棋・順位戦B級1組