【キリンチャレンジカップ2023】日本6-0エルサルバドル(6月15日/豊田スタジアム)
1年3カ月ぶりに日本代表のユニフォームに袖を通した旗手怜央がパスで沸かせた。左のインサイドハーフで先発出場した同選手は、利き足ではない左足で上田綺世へピンポイントのスルーパスを供給。惜しくもゴールとはならなかったが、圧倒的なクオリティで決定機を演出してみせた。これには解説陣も称賛の声を送っている。
日本代表が4-0とリードして迎えた54分、ボックス手前でボールを受けた旗手怜央は、自信の右斜め前にいた上田綺世を目がけてパス。3人の相手DFの間を抜けた絶妙スルーパスはこの試合でA代表初ゴールを決めたストライカーへと渡り、決定機を迎えた。
最終的にはゴールに結びつかなかったが、この圧巻のパスをみたフジテレビで解説を務めた槙野智章氏は「左に2人いる中で、一番難しい選択をしていますからね」とコメント。ゲスト解説を務めた岡田武史氏も「今のをパスミスしたらなんだーってなる。そこにチャレンジしているからいい」と話し、槙野氏と同じく旗手のプレー選択を称賛していた。
この試合の旗手の高パフォーマンスには、視聴者からも「キレキレじゃん」「なんで旗手いままで代表出れなかったんだ」「旗手は外す理由が見つからないな」「ますます今まで呼ばれなかったの謎」と大絶賛のコメントが多く寄せられた。
22年3月以降、旗手はなかなか日本代表で出番に恵まれてこなかった中で、復帰1試合目で絶大なインパクトを残してみせた。このパフォーマンスに森保一監督も納得していることだろう。
(C)浦正弘(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)