【MLB】ロイヤルズ10-9エンゼルス(6月17日・日本時間18日/カンザスシティ)
世界中の野球ファンが興奮するエンゼルス大谷翔平投手のホームランも、相手チームのファンからすれば痛恨の一撃だ。大谷は「2番・DH」で先発出場すると7回1死からセンター越えにメジャー通算150号のメモリアルとなる今季23号ソロを打ち込んだ。飛距離133メートルと打った瞬間「入る」とわかる当たりに、ネット裏の特等席で見ていた男性ファンは「うわっ!」と口を開けた直後に「もう見てられない!」とばかりに手で顔を覆ってしまう場面があった。
甲高い打球音で、30度という絶好の角度で飛び出した打球は177キロという猛スピードでセンター上空へ。大谷自身もすぐに「確信歩き」を始めると、早々に相手の外野手陣も追うことをやめてしまうほどのビッグアーチだった。これがエンゼルスの本拠地アナハイムであれば、スタジアム中のファンが総立ちになり、スタンディングオベーションのままダイヤモンドを1周する大谷を見届けるところだが、ここは敵地カンザスシティ。今や世界のスーパースター大谷のファンは大量にいるものの、やはり対戦チームのファンからすれば“恐ろしい強敵”と思う人がいても自然だ。2人並んだ男性ファンはロイヤルズファンだと思われるが、快音が響いた瞬間に口を開けると、中継映像で左側に映っていた男性は、この先の結果を見たくないというように手で顔を覆ってしまった。その他のファンは、どこまで飛ぶかと釘付けになっていただけに、実に対照的なリアクションになっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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