6月9日にエスコンフィールドHOKKAIDO行われたセ・パ交流戦、北海道日本ハムファイターズ対阪神タイガースの一戦で、日本ハム・江越大賀が、古巣・阪神に対して披露した、“正確すぎるワンバン送球”が野球ファンの間で話題となっている。

【映像】日ハム・江越の爆肩レーザー→正確すぎる送球で刺した瞬間

この試合の1回表・阪神の攻撃で、阪神は日本ハム先発・鈴木健矢に対し、簡単に2死とされるも、売り出し中の3番・前川右京がアウトコースのストレートをライト前に上手く運んで出塁。ここで迎えた阪神の4番・大山悠輔は、カウント1-1からの3球目、日本ハムの先発・鈴木健矢が投じた真ん中高めのストレートをセンター左へと弾き返し、先制のチャンスをお膳立てする…かに見えたものの、一塁走者の前川は、大山の打球を見て二塁を蹴って三塁へ。しかし、センターでこの打球を待ち構えていたのは、昨年まで阪神に在籍し、今季から日本ハムでプレーする“三十路のスーパープレー男”江越。名手・江越は、大山のこの打球を、無理をして突っ込まずに手前に落とすと、素早くこれを捕球して三塁へ。しかもその際、三塁の野村佑希の動きを考慮する形で、ワンバウンドで送り届けるという繊細かつ正確な送球で、ものの見事に前川をタッチアウトに。古巣・阪神にとっての貴重な先制のチャンスを、一瞬にして摘み取ることに成功した。