昨オフに記念すべき第1回が行われ、各チームともにフレッシュな顔ぶれが加わり、早くも新天地で活躍する顔ぶれも出てくることとなった現役ドラフト。そんな同制度について、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】成功?失敗?「現役ドラフト制度」を里崎氏がブッタ斬る
6月16日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』では、昨オフに行われた現役ドラフトにより移籍し、新たなチームで開幕を迎えた選手たちに焦点を当て、その活躍ぶりなどについて紹介することとなったが、その中で里崎氏は、番組司会の辻歩アナウンサーから「今年から始まった現役ドラフトは、“制度”としては上手くいってると思いますか?里崎さんから見て。」と水を向けられると、「まあ、別に(既に活躍している)この2人(阪神・大竹耕太郎、中日・細川成也)が出てきただけでOKじゃないですか。だから制度というか、この2人にとったらね、幸せだったでしょうね。」と、良いものを持ちながらも、チーム事情などにより、これまでの所属球団ではチャンスがなかった選手たちが、今季は開幕から活躍しているという点を考慮し、「現役ドラフト」自体はひとまずの「成功」であったとコメント。
<第1回・現役ドラフトで移籍した選手一覧>
パ・リーグ
【オリックス・バファローズ】渡邉大樹(元・ヤクルト)
【福岡ソフトバンクホークス】古川侑利(元・日本ハム)
【埼玉西武ライオンズ】陽川尚将(元・阪神)
【東北楽天ゴールデンイーグルス】正隨優弥(元・広島)
【千葉ロッテマリーンズ】大下誠一郎(元・オリックス)
【北海道日本ハムファイターズ】松岡洸希(元・西武)
セ・リーグ
【東京ヤクルトスワローズ】成田翔(元・ロッテ)
【横浜DeNAベイスターズ】笠原祥太郎(元・中日)
【阪神タイガース】大竹耕太郎(元・ソフトバンク)
【読売ジャイアンツ】オコエ瑠偉(元・楽天)
【広島カープ】戸根千明(元・巨人)
【中日ドラゴンズ】細川成也(元・DeNA)
続けて里崎氏は、「だから、選手としては幸せなわけですよ。でも、“制度”としてはまだ不備がいっぱいあるんで。もっと改善しなきゃいけないところがいっぱいあると思いますけどね。」と、具体的な点については明言しなかったものの、「現役ドラフト」という制度そのものについては、問題点が山積しており、今後、改善されることが望ましいとした上で、今後の改善策として、「球団が決めるより、この条件満たさない選手は全員現役ドラフトに載るのぐらいの方がいいですよ。球団が決めるとね、なかなか窓口が狭くなるんで。」と、球団側が候補選手をリストアップする形で、現役ドラフトに出すのではなく、一定の条件を設けた上で、その条件に満たない選手すべてをドラフトにかけるという案を提示することとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)


























