鈴木誠也は5打数ノーヒット、ヌートバーは4打数1安打1打点　ロンドンシリーズの侍ジャパン対決は明暗くっきり

【MLB】カージナルス7─5カブス（6月25日・日本時間25日／ロンドン）

　カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手が「3番・ライト」、カブスの鈴木誠也外野手が「2番・ライト」で先発出場したロンドンシリーズ。ヌートバーは3打数1安打1打点と結果を残したが、鈴木は4打数無安打。前日と合わせてロンドンシリーズは9打数無安打に終わった。

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　MLBとしては4年ぶりとなったワールドツアーのロンドンシリーズ。イングリッシュ・プレミアリーグのウェストハムが使用し、ロンドンオリンピックのメイン会場にもなったロンドン・スタジアムを野球用に一時的に改装して試合が行われた。

　3番・ライトで出場したヌートバーは1死一塁で最初の打席を迎えるも、1ボール1ストライクから3球目のスプリットに手を出すとこれがピッチャーゴロとなりダブルプレーに倒れた。しかし3回にはレフト戦への流し打ちでヒットを放つと、4回には犠牲フライで1打点をマーク。7回の第4打席はセカンドゴロ、8回の第5打席は空振り三振に倒れたが、3試合連続ヒットとした。

　2番・ライトで出場した鈴木は、無死一塁で迎えた第1打席で、2ボール2ストライクからの5球目のカーブをうまく捉えたが、打球はライト・ヌートバーがキャッチ。1死二塁で迎えた第2打席はサードゴロに倒れた。その後も第3打席はセンターフライ、第4打席はショートゴロ、第5打席もヒットを放つことはできず、この日は5打数無安打に終わっている。

　なお、試合は初回からカブスが猛攻。2死三塁からスワソンがタイムリーを放つと、2死一、二塁としてマンシーニが2点タイムリー、さらに相手のエラーも重なり、この回だけで4点を奪った。

　しかしカージナルスも2回裏に2死満塁のチャンスで、エドマンが内野安打を放ち1点を返すと、ドノバンも2点タイムリーを放ち、1点差に詰め寄った。さらに3回裏には先頭のヌートバーが出塁し、2死一、三塁の状況でウォーカーがタイムリーを放ち同点に追いついた。

　こうなると流れはカージナルスへ。4回裏には1死一、二塁のチャンスでゴールドシュミットのタイムリーでついに4点差をひっくり返し、続くヌートバーの犠牲フライで畳み掛けた。5回にも1点を加えたカージナルスはそのままリードを保ち試合は終了。ロンドンシリーズは1勝1敗に終わった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）