超早指し戦でも珍しいハプニング イケメン新人・徳田拳士四段とレジェンド棋士「手がぶつかりましたね!?」 視聴者もドキドキ/将棋・ABEMAトーナメント
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 思わず「あっ!」と声が出てしまいそうな瞬間だ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」予選Dリーグ第2試合、チーム康光とチーム糸谷の対戦が6月24日に放送された。第3局はリーダー佐藤康光九段(53)が、チーム糸谷の新鋭・徳田拳士四段(25)と対戦。レジェンド棋士と売り出し中の若手という注目対戦の中、1秒でも惜しい激しい戦いの中で両者の手がぶつかるハプニングが発生した。

【映像】手と手が触れ合う瞬間

 佐藤九段は日本将棋連盟の前会長として将棋会の発展に尽力してきたと同時に、トップ棋士の一人として今なお活躍中。その独創的な指し回しから、プロの間でも「真似しようにもできない」というのが定説になっている。対する徳田四段は2022年4月に四段昇段、プロデビューを果たすと初年度から51局を指して38勝13敗、勝率.745と大活躍した。注目の一局は角交換の出だしから、先手の徳田四段が居飛車、後手の佐藤九段が向かい飛車を用いての対抗形で進んだ。

 中盤、終盤と進むに連れて、盤面左辺で激しい攻防が繰り広げられると、形勢も二転三転。少しでも時間があれば、難解な局面を読みたいところだが、チェスクロックは「ピッピッ」と時間を刻んでいた。すると盤上で佐藤九段と徳田四段の手がぶつかってしまうというハプニングが発生。幸い駒を落とすようなことにはつながらず大事には至らなかったが、手がぶつかるほどぎりぎりのタイミングで指している様子にファンも大興奮だった。

 なお対局は最終盤で抜け出した徳田四段が125手で勝利、レジェンドを相手に大きな1勝をもぎ取った。

◆ABEMAトーナメント2023 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり、今回が6回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士14人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全15チームで行われる。予選リーグは3チームずつ5リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】佐藤紳哉七段のかつらネタをスパッと斬る山田久美女流四段
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【映像】手と手が触れ合う瞬間
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