Mリーガーを2人まとめて撃破。最高の結果でファンへアピールだ。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2023」予選1stステージのI卓が6月26日に行われ、浅井裕介（最高位戦）がMリーガー2人を打ち破り、首位通過を果たした。試合後は同じ浅井性の浅井堂岐（協会）にライバル心を燃やし、直接対決を熱望した。
この試合は東家から白銀紗希（連盟）、二階堂亜樹（EX風林火山・連盟）、浅井裕介、鈴木たろう（赤坂ドリブンズ・最高位戦）の並びで開始。浅井裕介は東1局、たろうからリーチ・一発・一盃口・赤2の8000点でトップ目に立つ。オーラスは白銀、たろうと三つ巴の争い。ここで浅井裕介はペン三万のリーチ、これをたろうからアガって逃げ切った。
第2試合はたろう、白銀が序盤からリード、第1試合2着の亜樹がラスという理想的な展開。またトップ目のたろうが第1試合ラスの白銀へ跳満を放銃、これで白銀へトップ目を明け渡すなど、浅井裕介を後押しする他家のアガリが続出。南4局は自風の北が暗刻の手を仕掛けてテンパイ、しっかりツモって自ら試合を終わらせた。3着終了もトータルは＋37.6、2ndステージへ首位で駒を進めた。
試合後のインタビューでは、ライバルのリーチに攻め立てられた東場を振り返り「最初のめくり合いとかをツモられると具合悪いんで『横移動しろー！』ってやってたんですけど、すごい横移動したんで（展開が良かった）。やっぱり（攻撃的な）たろうさんがいると横移動しますね」と笑いを誘った。
選手紹介のVTRではMリーグ入りを強く意識したコメントも。「去年、A1に上がって、タイトルも取れて、十分遜色ないくらいまで来られたんじゃないかなと思っているので、やっぱり次の上を目指すとなったらMリーグじゃないですか。ここでぜひアピールしたいと思ったんで」。また同じ浅井性の浅井堂岐は意識しているようで「僕の方が先に“麻雀プロ・浅井”をやっていて『じゃない方の浅井』とかいわれるのムカつくじゃないですか！」と本音トーク。これでまた爆笑を誘った。その浅井堂岐は同日のJ卓を首位通過、対決はお預けに。
リーグ戦で勝ち、タイトルを取り、やっと掴んだこの舞台。すぐに去るわけにはいかなかった。「本当に1回で負けるのだけは嫌で、1回戦、死ぬ気でトップ取りに行って、本当に恵まれてトップ取れて、その後は見てるだけ、みたいな。この後も戦い続くので、もっと練習していい麻雀打って、今日は1戦目緊張もあって本当に固かったんで、自分らしく打って、次はフルパワーを出せて、自分を出せるようにして挑みたいと思います！」と視聴者へ猛アピールだ。Mを盛り上げる新しいファイターに視聴者からは「頑張れよじゃない方！」「浅井さん、喋り上手い」「面白い浅井さんだ！」とエールが多数寄せられていた。
浅井裕介はRMUクラウンを連覇（13期・14期）、さらに麻雀マスターズ（第31期）も優勝し実績はすでにトップレベル。“じゃない方”は返上し、Mの頂上を目指して邁進する。
【第1試合結果】
1着 浅井裕介（最高位戦）3万7100点／＋57.1
2着 二階堂亜樹（EX風林火山・連盟）2万9500点／＋9.5
3着 鈴木たろう（赤坂ドリブンズ・最高位戦）2万6200点／▲13.8
4着 白銀紗希（連盟）7200点／▲52.8
【第2試合結果】
1着 白銀紗希（連盟）3万9900点／＋59.9
2着 鈴木たろう（赤坂ドリブンズ・最高位戦）3万8400点／＋18.4
3着 浅井裕介（最高位戦）2万500点／▲19.5
4着 二階堂亜樹（EX風林火山・連盟）1200点／▲58.8
【最終結果】
1位 浅井裕介（最高位戦）／＋37.6
2位 白銀紗希（連盟）／＋7.1
3位 鈴木たろう（赤坂ドリブンズ・最高位戦）／＋4.6
4位 二階堂亜樹（EX風林火山・連盟）／▲49.3
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー32人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者20人、計52人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、ベスト16からのシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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