誰もが勝ちたい舞台で、日またぎの快勝。“マッスル”雀士の勢いが止まらない。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2023」予選1stステージのJ卓が6月26日に行われ、浅井堂岐（協会）が首位通過を決めた。
第1試合は東家から東城りお（セガサミーフェニックス・連盟）、鈴木優（U-NEXT Pirates・最高位戦）、浅井堂岐、石井良樹（連盟）の並びでスタート。浅井堂岐は2万3200点持ちで迎えた東3局2本場、5・6筒の変則2面張でリーチ。東城とめくり合いに発展したこの勝負、危険牌に窮した鈴木優が中筋を追って打6筒で浅井堂岐に軍配。めくった裏ドラはなんと3枚乗った。リーチ・タンヤオ・赤・裏ドラ3の1万8000点（＋600点、供託2000点）でダントツに。その後も東4局4本場に石井からリーチ・一発・ドラ2の8000点（＋1200点、供託300点）をアガるなど加点、第1試合を＋76.2のトップで締めた。
第2試合も浅井堂岐は南1局を迎えて4万点持ちのトップ目。その後、鈴木優に親満貫を放銃しトップ目を明け渡すが、通過ポジションは堅守し逃げ切り。首位で2ndステージへ通過を決めた。
前日（26日）に行われた「前日の麻雀最強戦2023 タイトルホルダー頂上決戦」に続き、この日も快勝で日またぎの勝利者インタビューだ。リードした第2試合については「素点を失わないようにして、事故っちゃうかもしれないんで。役満とか出ちゃうかもしれないんで」と、慎重に打ち進めた戦いぶりを振り返った。同日に行われたI卓では浅井裕介（最高位戦）が“浅井対決”を熱望。これを浅井堂岐は「お互い勝っていけばいつか当たる。まあ、やらなくてもいいですし」とかわし、スタジオ内には爆笑が起こった。また「やれたら嬉しいですけどね。大きい舞台でやりたい、みたいのは2人で話したりもするんですけど」と添えた。
自身のTwitterで「筋トレガチ勢として生きていきます笑」と宣言するほど筋トレ好きの浅井堂岐はMの視聴者からも“マッスル”の愛称が定着した。最強戦とMで連勝、さらにトークも冴えわたるマッチョマンに視聴者からは「浅井ないすー！」「かっこよ！」「今日も素晴らしい筋肉だったぞ」「昨日に続いてナイスでした」と賛辞が送られた。
【第1試合結果】
1着 浅井堂岐（協会）5万6200点／＋76.2
2着 石井良樹（連盟）3万2700点／＋12.7
3着 東城りお（セガサミーフェニックス・連盟）1万8000点／▲22.0
4着 鈴木優（U-NEXT Pirates・最高位戦）－6900点／▲66.9
【第2試合結果】
1着 東城りお（セガサミーフェニックス・連盟）4万9800点／＋69.8
2着 鈴木優（U-NEXT Pirates・最高位戦）2万7900点／＋7.9
3着 浅井堂岐（協会）2万3900点／▲16.1
4着 石井良樹（連盟）－1600点／▲61.6
【最終結果】
1位 浅井堂岐（協会）／＋60.1
2位 東城りお（セガサミーフェニックス・連盟）／＋47.8
3位 石井良樹（連盟）／▲48.9
4位 鈴木優（U-NEXT Pirates・最高位戦）／▲59.0
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー32人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者20人、計52人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、ベスト16からのシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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