必要なのは「今、勝てる選手」。2023年秋に開幕予定の「Mリーグ2023-24シーズン」のドラフト会議が6月30日に行われた。セガサミーフェニックスは第45期最高位・醍醐大(最高位戦)を指名した。
【映像】ドラフトを振り返るセガサミーフェニックス近藤誠一監督
初仕事を終えた近藤誠一監督(最高位戦)は「違和感がありますね。何のインタビューだと思ってしまいますね。かなり緊張しています。選手の時も緊張しているんですけどね、いつもと違った感じの緊張がありましたね。自分にとっては初めてのドラフト会議だし、錚々たる監督さんに囲まれて。あと、カメラを見るとどうしても試合の光景が頭をよぎってみたり、複雑な心境ですね」とまだその立場に馴染めていない様子も。
ドラフトを終えた感想としては「無事に終えられてほっとしているところです」。選手選考における最終決定のタイミングを問われると「セガサミー社の社長が決めるので、いつ頃なんでしょうね?」と回答。醍醐を選出した理由は「過去の実績もそうですけどね、過去だけではなく『今強い』ということ」と断言。これに加えて「見た目のほんのりしたちょっとした安心感というところ。上手にチームに溶け込んでくれるんじゃないかと。麻雀そのものでいえばちょっと変わった感じの、本人はいたって普通だと言い張るんですけど、天然なのか作戦なのか分かりませんけどね、そういう独特感。醍醐選手の魅力なんじゃないかなと思います」と説明した。
チームメイトとなる魚谷侑未(連盟)、茅森早香(最高位戦)、東城りお(連盟)に対して望むことを問われると「仲良くしてくれたらいいかなと。いいお父さんになれるかどうかはわかりませんけどね、いい親戚のおじさんになれればと思っています」。
昨年は最下位に沈んだチーム、近藤監督は「できれば優勝したいと思っています」と力強く健闘を誓った。さらに「フェニックスは個性の強いチームだと思っています。醍醐選手が加入することになればますますその個性が出ると思います。打っている選択を見るだけで『これは誰だ』とわかるような、そんなチームになってほしいと思います」と加えた。
指揮官としての手腕も気にかかるところだが、これについて近藤監督は「あんまり余計なことはしないことかな」と笑って答えた。「チームカラーというか、個性の強いチームだからこそ『これはこうして、あれはああして』なんていうよりは、自身でよくよく考えてやってもらって、それを見守る立場。何か困ってそうだったり、何か伝えた方がいいなという場面がもしあれば、そこで初めて出て行く感じですかね」と、“見守る”ことを重視するスタイルを掲げていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズンを戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。さらに上位4チームがファイナルシリーズに進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





