6月30日、70試合終了時点で、29勝40敗の5位と今季は苦しい戦いとなっている埼玉西武ライオンズについて、昨季までの指揮官であった野球解説者の辻発彦氏が言及した。

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6月30日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した辻氏は、番組の冒頭、司会の辻歩アナウンサーから「監督退任されてから、今は解説者として、活動されていますけど、外から見る西武とかって、どうですか?辻さん。」と水を向けられると、「いやー、松井監督ね。苦労されてるなあという感じですよ。」と、苦戦を強いられている後任の松井稼頭央監督の胸中に思いを馳せる形でコメント。その後、番組では6シーズンで優勝2回、Aクラス入り5回という、“黄金時代”ともいえる辻監督時代の華々しい戦績などについて、辻アナウンサーが紹介することとなったが、それを受ける形で辻氏は「黄金と言いますかね、まあ、運良く2度ほど優勝させて頂きましたけどもね。」と、やや謙遜する形で語りながら、「やっぱり、1年目はね、ホントに“このチーム、どうやって戦っていけば…”っていう感覚で、手探りだったんですけども、ホントにいきなり2年目から優勝できましたしね。それだけ選手の潜在能力、非常に高かったんだと思います。」と、暗中模索の中でのスタートであったものの、2季目、3季目と、2連覇を果たせるようになった背景には、選手たちのポテンシャルの高さがあったと分析。その上で辻氏は、「ホントにあの頃は(毎試合)打ち勝ったっていう感じでしたね。」と、“打の西武”として、パ・リーグの強豪との戦いに競り勝ったと振り返った。