6月25日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、復帰後初アーチとなる今季2号本塁打を放った日本ハム・清宮幸太郎が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】日ハム・清宮、美しい弾道でホームランが入る瞬間
3-6、日本ハム3点のビハインドを追うこの試合の9回表、1死走者三塁の場面で打席に入った清宮は、ロッテの守護神・益田直也がカウント1-1から投じた内角のストレートに鋭く反応すると、軽々と救い上げるようなバッティングで、ライト方向へと高々と舞う大飛球に。これがそのままライトスタンドへと飛び込み、ロッテに1点差と迫る値千金の復帰アーチとなった。清宮の本塁打は怪我による離脱前に放った4月9日のオリックス・バファローズ戦以来で、今回の1打は、自らの本格復帰を、清宮らしい豪快な祝砲で印象づける形となった。
このあまりに豪快すぎる復帰アーチを放った清宮について、昨季まで埼玉西武ライオンズで監督をつとめていた野球解説者の辻発彦氏は、6月30日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、「去年までもずーっとイヤなバッターでした。なかなか結果出なくてもですね、そういう雰囲気があるというかね、当たれば飛ぶじゃないですか。」と、“敵将”として見ていた昨季、打率は高くなくともその長打力はもちろんのこと、主砲としての“雰囲気”なども含めて「イヤな打者」であったとコメント。そうした上で辻氏は、「身体を絞って、さらには今年、打率も上げてますしね。確率が非常に高くなってます。」と、ウエイトの調整をキッカケにブレイクした昨年に続き、今季は確実性も増していると、その成長ぶりに太鼓判を押すこととなった。
また、ネット上の野球ファンからは「華やかな弾道でつい何回も見入ってしまう。天性の才能ですね!」「清宮のHRの弾道は間違いなく日本球界一美しい。万波の破壊神HRもいいけど清宮の芸術的軌道のHRも良い。」「やっぱり清宮は天性のアーチストよ。」「清宮のホームランは全部綺麗だし最高のホームラン!!さすが清宮という一発!」「久しぶりに1軍の舞台で清宮の綺麗な弾道見れて嬉しい!ここから量産頼むよ!」「清宮打率高くなってる事に驚いた。もっと狙いにいっていいと思うし、打球強くなった」「みんなあんまり触れてないけどコースめっちゃ厳しいで。これ見逃したらボールで打ってもファールになるようなとこなのにポール際でもなくて右中間真ん中に飛ばしてんの凄すぎるわ。」といった様々な反響が寄せられることとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)