6月27日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で、オリックスの4番・森友哉が放った“プロ初”だというサヨナラアーチが、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】高く上がった“超特大飛球”がスタンドに飛び込む瞬間
1-1で迎えたこの試合の9回裏、オリックスの攻撃。先頭で打席に入った森に対し、この回からマウンドに上ったロッテの守護神・益田直也は、長打を警戒する形で、初球、2球目と、いずれもアウトコースへのシンカーと、実に慎重な配球を見せるも、これを森がしっかりと見極めてでカウント2-0に。そして迎えた3球目、森はアウトコースやや低めに投じられた148km/hのストレートを狙い澄ましたかのように振りぬくと、打球は右中間方向へと高く舞い上がる特大の飛球に。これがそのままスタンドへと突き刺さり、森自身初となるサヨナラアーチで、チームを見事なサヨナラ勝ちに導くこととなった。
まさに「主砲の一振り」といった感じのこのサヨナラアーチについて、西武時代の指揮官である辻発彦氏は、6月30日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、「ああ、人生初ですか。まあ、6年間一緒にやりましたけど、サヨナラホームラン打ってなかったんですね。」と、共に戦った西武時代を振り返りながら、意外そうな様子でコメントした上で、「いや、やっぱりホントに思い切りがあるバッターでね。(今季は)開幕戦、痛い目に西武も遭ってましたよね。ホントにそういう思い切りのあるバッターですからね。」と、思い切りの良い打撃が、ここぞという場面での勝負強さを生んでいると指摘した。
なお、ネット上の野球ファンからは、「森くんのホームラン、タイミングもフォームもライトスタンドに手上げるのも天才的にかっこよすぎる」「打ちそうな気配はみんな感じてたけど、本当に打ってくれる森友哉さすが」「現地観戦行ったけど、ただただエグい言葉しか出てこない 正尚の穴を完全に埋めてるし 一球入魂が1番似合う男!!」「勝負所を1球で仕留める森友哉が神すぎる」「劇的なホームラン打った時にスタンドのファンに向かって拳を突き上げるの、いつも好き。」「森がサヨナラホームラン初めてなの意外すぎる」「やっぱ森友哉なんだよなあ。」「今日、森友哉とラオウ打たないかなって思ってたら、本当に打ってくれて感動しました!本当に素晴らしいサヨナラホームランでした!ありがとう森友哉!」「改めてオリックスに来てくれてありがとう!!ナイスバッティング!」「ホント、西武さんありがとうやで」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)