6月25日に楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対埼玉西武ライオンズの一戦で、西武・源田壮亮が披露した“美技”に、西武前監督の辻発彦氏が言及した。
【映像】“たまらん” 西武・源田の超絶守備が炸裂した瞬間(複数カット)
5-0、西武5点のリードで迎えたこの試合の5回裏・楽天の攻撃、1死一塁の場面で、3番・小郷裕哉の打球はショート・源田の正面へと転がるゴロに。するとこの打球を源田は、少し前進しながらシングルハンドで拾い上げると、それをそのまま“横パス”するような形で、セカンド・外崎修汰へとグラブトス。ダブルプレーにこそならなかったものの、その華麗な美技でスタンドを沸かせることとなった。すると、源田は8回、2死満塁の場面でも3番・小郷が叩き付け、センター前へと抜けるかに見えた打球に、二塁ベース後方で追いつくと、カバーに入った外崎にそのままバックハンドトス。これで一塁走者・鈴木大地をフォースアウトとし、反撃ムードが高まる楽天の勢いを殺ぐ貴重なプレーとなった。
6月30日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこうした“名手・源田”による華麗なプレーを改めて紹介することとなったが、その際、番組に出演していた辻氏は、8回のバックハンドトスについて、「これはいいトスですね。」とまず称賛した上で、「これはもうホントにセンスがないとバックトスは引っかかったりね。(ボールが)上に浮いたりっていうことがあるんでね。実際、もうそれが自分でアウトにできるっていう確信があって、キャッチに行って、セカンドに放ってるんですね。ダメだったらそのままファーストに放っておけば、1つアウトとれるんでね。」と、“確信歩き”ならぬ“確信トス”であると指摘。
なお、ネット上の野球ファンからは「至高の二遊間 無駄が無さすぎて芸術性すらある」「簡単そうにとんでもないことしてる源ちゃんたまらん」「宝石のような源田の守備」「これほどの素早く滑らかなプレーが出来るようになるまでにどれだけの努力を重ねてきたことか...」「本当に簡単そうにやるんだよなぁ…究極に熟練された動きが美しすぎる」「楽天ファンですが、源田の守備を見に行くだけでも球場に行く価値があると思う!」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)