【MLB】ブリュワーズ6-7カブス(7月4日・日本時間5日/ミルウォーキー)
「5番・ライト」で出場した鈴木誠也外野手が25打席ぶりのヒットを放ち、カブスが延長戦の末にブリュワーズを下したこの試合。カブスが勝ち越した直後の延長11回表、ロス監督とナポリコーチが審判へ猛抗議の末、退場するというシーンがあった。
【映像】鈴木誠也の指揮官&コーチ、チームを鼓舞する激オコ退場!
延長11回表、カブスはホーナーのタイムリーヒットで1点を勝ち越し。なおも2死一塁で打席には2番のスワンソンが入った。スワンソンはカウント2ボール1ストライクからの低めのフォーシームを悠然と見逃す。しかし球審のコールはストライク。このストライク判定に対して、スワンソンは球審に対して明らかに不満の表情を見せ抗議する。
その直後にナポリ一塁コーチも一塁塁審へ何やら抗議し退場に。ここでロス監督もグラウンド内に入り塁審と話し込む。一旦は引き下がるも今度は球審に詰め寄りまくしたてると、退場を命じられた。カブスは延長戦で勝ち越した直後に監督と一塁ベースコーチが揃って退場するという異常事態となった。
カウント2-2から打席再開となったスワンソンは結局、5球目で空振り三振に倒れるも、カブスはその裏をなんとか無失点で切り抜けて逃げ切り勝ちを収めた。
状況から察するに低めのストライク判定に対してのものだろう。もちろんMLBでもストライクとボールの判定はチャレンジも抗議も認められていない。ストライクの判定が覆ることはないのは指揮官と一塁ベースコーチも理解しているはずだ。
それでも抗議したのは退場劇をみせることでチームを鼓舞したかったのかもしれない。事実、カブスはその裏、タイブレーク制でランナー二塁から始まるイニングを無失点に切り抜けて勝利。指揮官とコーチが見せた”熱”が選手を奮起させたかはわからないが、勝利へ向けら強い意思を感じる1シーンだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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