【MLB】パドレス6-2メッツ(7月9日・日本時間10日/サンディエゴ)
オールスター前最後の対決となったメッツとパドレスの一戦。初回からメッツにハプニングが続出した。
この日のメッツの先発はエースのシャーザー投手。1回裏のパドレスの攻撃でマウンドに登り、先頭打者のキム内野手に初球からストレートでグイグイと攻めていくと、キムはそのストレートに反応した。
フラフラと上がった打球は三塁ファールグラウンドへと向かい、三塁側のネットにぶつかるかどうかという様子で、この打球に対しサードを守るベイティ内野手が懸命に追いかけていって捕球したかのように見えたが……塁審の判定はファール。
ところがこの判定に抗議したのがメッツのショーウォルター監督。プレイボール錚々ながらいきなりチャレンジを要求する熱の入れようでこの打球の処理をビデオ判定で見ることになった。
チャレンジが申請されたため審判団が集まり協議する間、中継では先ほどの打球の行方がVTRで流れ、プレーは中断。見ようによってはアウトにも見えたが、チャレンジの結果、判定は覆らずにファール。カウント0-1から試合は再開することになった。
シャーザーを援護したい思いでチャレンジを要求したメッツ陣営だったが、皮肉にもこれが裏目に。チャレンジの間、ボールを投げられないためかシャーザーは明らかに落ち着かず、プレーが再開してからもボールがバラつく様子が見られた。
直後にはキムにレフト前ヒットを許し、さらにこの打球を処理したファム外野手が右足を痛めたようでカナ外野手に負傷交代するというアクシデントにも見舞われた。
その後、シャーザーは3番打者のタティスjr外野手にセンターへフェンス直撃のツーベースヒットを与え、1死二、三塁のピンチを背負うと、4番のマチャド内野手にはレフトスタンドへ3ラン本塁打を献上。打球が打ちあがった瞬間、塁上にいた2人のランナーがバンザイをするなど、誰もが本塁打を確信する特大の一発となった。
サイ・ヤング賞3回を誇るシャーザーだが、今季は立ち上がりの成績が悪く、1回の防御率は4.20と鬼門になっていた。今回もその鬼門を凌げずに終わった。
アウトを取ろうとして行ったチャレンジがシャーザーの投球リズムを崩して失点するという皮肉な結果になってしまったメッツ。ABEMA視聴者からは「チャレンジの待ちでリズムが崩れた」など、この不運を嘆く声も見られた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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