これも一つの熟練テクニック。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2023」予選2ndステージのF卓が7月10日に行われた。第1試合ではベテラン雀士の独創的な軽いツモ動作に「クセが強いw」「仕草がいいわ~」など視聴者の関心が寄せられた。
東3局1本場、ベテラン忍田幸夫(麻将連合)がカン5筒の一気通貫をテンパイしてリーチ。園田賢(赤坂ドリブンズ・最高位戦)の追っかけリーチとめくり合う間もなくこれをツモると、5筒を“ひょい”とつまんで軽やかにツモ。どことなくおしゃれで、ユニークでもあるツモ動作に解説の土田浩翔(最高位戦)は「今のツモリ方、見た!?」と大笑い。視聴者からも「つもり方ww」「独特だなあ」「くるりんぱ」「オシャレ」「かっこええ笑笑」と多数の反響が寄せられた。
忍田は1987年に最高位戦からデビュー。2022年に第20期将王となり、史上初の「永世将王」の称号を獲得している。予選1stステージでは唯一の2連勝で完勝し「忍田さん」「忍田プロ」の名前がTwitterのトレンドにも上がった。麻雀愛好家のあいだで広く使われる「牌効率」という言葉を広めた功績もあるレジェンドだ。磨かれたその所作はあまりに独特。この日もMリーガーにはない存在感で、視聴者を楽しませていた。
なお忍田は惜しくもこの試合で敗退したが「Mリーグ入りを諦めていません!」と高らかに宣言、視聴者からも「忍田さんまじで推してます」「マジでもっと見たかった」と多くのねぎらいの言葉が送られていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー32人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者20人、計52人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、ベスト16からのシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)







