ソロキャンプに訪れた人たちがグループを作りキャンプを楽しむ「ソログルキャン」に注目が集まっている。キャンパー同士の距離感をめぐったトラブルも起きるなか、心がけるべきことについて話を聞いた。
有名な野営スポットとして知られている神奈川県・愛川町の角田大橋。河川敷の広場は週末になると、釣りをしたり音楽を聞く人、家族でのんびりと過ごす人など多くのキャンパーで賑わいをみせる。
そんななか、ソロキャンプに訪れた人同士のグループがあった。なぜソロキャンパー同士で集まっているのだろうか。
「もう、みんな顔見知りみたいなもので、ソロキャンプなんだけどグループになってワイワイやっちゃってる」
「元々ソロで来ている人たちが仲良くなって交流している。この歳になって新しい交流を深められることってなかなかないのですごく良いことだと思う」
ソロキャンプの健全な普及を目指し設立された任意団体「日本単独野営協会」の代表理事・小山仁さんは、ソログルキャンの魅力についてこう語る。
「ソロキャンプとグループキャンプのいいとこ取りで、全て自分のペースでできることだ。時間も決まってないし、やらなければいけないこともない。気分が乗れば人と会話できるし、乗らなければ1人でいることもできる。そうしたところが魅力だと思う」
「キャンパー同士の新たなつながりが生まれることがソログルキャンの大きな魅力」と話す小山さん。一方で、キャンパー同士の距離感をめぐってトラブルとなるケースもあるという。
今年6月、ソロキャンプに訪れていた女性に対して男性キャンパーが執拗に迫る動画がSNSで拡散され「ナンパ目的ではないか」など物議を醸した。こうした状況について、小山さんは「人としての基本的な気遣いを持ったうえで、キャンパー同士の交流を楽しんでほしい」と訴えた。
「基本的に1人になりたいからやっている。自分が誰かとかかわりたいからといって、むやみに話しかけるのは違う。基本的なあいさつ程度ならいいが、気遣いは必要だと思う。何か困っている人は『困ってます』と言ってくれるのではないか。そのときに助けてあげればいい。そうでなければ、そっと見守ってあげるのが優しさだと思う。ナンパ目的で知り合うのではなく、みんながいる場所で仲良くなって輪を広げてもらいたい」
(『ABEMAヒルズ』より)
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