将棋の伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第2局は7月14日、藤井聡太王位(竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、20)前日に封じた44手目が開封され、午前9時すぎに挑戦者の佐々木大地七段(28)がの手番で再開された。
【中継を見る】藤井王位VS佐々木七段 注目の第2局2日目(生中継中)
4連覇を目指す藤井王位に、タイトル奪取を狙う佐々木七段が挑戦する今シリーズ。第2局は佐々木七段の先手番で得意の「相掛かり」の出だしとなった。先手は銀を進軍させる踏み込みを決断すると、後手の藤井王位も桂馬を跳ねる強い手で返して戦いは激化。さらに先手陣に角を打ち込み攻めを呼び込むと歩の進行でも先手玉を圧迫し、藤井王位がペースを握ったと見られている。
両者とも長考を交えた慎重な進行となり、午後6時8分、藤井王位が44手目を封じて1日目が終了。難解な中盤戦で、封じ手時点での形勢はやや藤井王位側に傾いていた。2日目は午前中から濃密な戦いが見込まれており、今後の進行に大きな注目が集まっている。兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」を舞台に行われている第2局で藤井王位が連勝でリードを広げるか、佐々木七段が追いつくか。
持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)