物価高騰が続くなか、将来に備えて投資を検討している人は多いのではないだろうか。『ABEMAヒルズ』では、Twitterで投資法について投稿し話題になった、THE GUILDの深津貴之氏に「深津流 投資のコツ」を聞いた。
深津氏が勧めるのは、“手垢がついたダサい投資法をやりきる”というもの。「サービスの設計側として見た場合、投資で難しいのは判断を間違えてしまう地雷がいっぱいあること。投資はある程度、統計的に見れば安定した利益が出るはずだが、『少し儲かるかも』といった欲が出てしまうせいでほとんどの人が大損してしまう。なので、人の意思が入らないように自動化にして、給料が入ったら一定額が株式口座に振り込まれるようにしたり、積み立て投資が毎月発生するようしたりと、自分がいかに関わらないかが重要だ」として、以下の4つの考えについて説明した。
■世界インデックス、米国インデックス、債券インデックスを積み立てよ(日本インデックスはあまりいらない)
「世界の株を買うというのは、日本がうまくいかなくても生き残るためのもの。日本がうまくいっていれば給料は上がり、老後の心配もないはずなので、日本と運命を共にする部分の株式比率は少なくてもいいと考える」
■個別株、信用取引、不動産は上級者になるまでやるな
「意思の力に任せるほど株は負けていくのと、統計的に勝つには打席がいっぱいある方がいい。不動産のような大きなものを1回しか買わないとか、人生のギャンブルを1カ所に集約することは上級者、お金に余裕が出てきてからでいいと思う」
■毎月3〜5万円の積み立て体制を構築
「この額はNISAやiDeCoを積み立てていくときに、これくらいあるといいというところ。給料から生活費などをさっ引いて最後に5万円を余らせることは難しいので、先に10〜15%を積み立て用に入れて、残金でやりくりする方が実行しやすい。株式は比率で利益が上がっていくので、種銭が少ないのであれば、キャリアアップや勉強など自分にフォーカスするほうがいい」
■他人のサクセスストーリーは全部無視(確率上の異常値)
「ドラマに出てくる華々しい話や、雑誌の表紙などで謳っている『画期的』『大儲け手法』というのは、滅多に起きないからこそ取り上げられている。真似しても起きないので、手を出さないこと」
(『ABEMAヒルズ』より)
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