将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)への挑戦者を決める竜王戦決勝トーナメントは7月17日、羽生善治九段(52)と三浦弘行九段(49)が午前10時から対局を開始した。勝者はベスト4に進出し、次戦の準決勝で永瀬拓矢王座(30)と対戦する。
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羽生九段は1985年12月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:34期)、順位戦B級1組(A級以上:29期)。タイトルは歴代最多の99期を誇り、棋戦優勝も同じ最多の45回。「七冠独占」「永世七冠」など、数々の大記録を打ち立てた将棋界のスーパースターだ。年初に行われたALSOK杯王将戦七番勝負の挑戦者として番勝負に登場しトッププレーヤーとしての存在感を示したほか、6月9日には日本将棋連盟の会長に就任。プレーヤーとマネジメントの“二刀流”の活動に期待が高まっている。今期竜王戦は1組2位で本戦へ。3期ぶりの七番勝負復帰を目指す。
三浦九段は、1992年10月に四段昇段。竜王戦3組(1組:13期)、順位戦B級1組(A級:19期)。獲得タイトルは棋聖で1期、棋戦優勝は3回。ストイックに将棋研究に取り組み、時間さえあれば詰将棋を解いているという話もファンの間では有名だ。「みうみう」の愛称で呼ばれることもある。今期竜王戦は3組ランキング戦を制し本戦トーナメントへ。強敵を倒しベスト4進出を狙う。
持ち時間は各5時間。振り駒の結果、先手は三浦九段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)