将棋の竜王戦決勝トーナメントが7月17日に行われ、羽生善治九段(52)と三浦弘行九段(49)が現在対局中だ。角換わり腰掛け銀の一戦は、羽生九段がリードを奪ったと見られており、今後の白熱の終盤戦へと突入する。
ベスト4進出をかけた実力者同士の一戦は、角換わり腰掛け銀の出だしに。後手の羽生九段の前例にない桂打ちに対し、三浦九段が手を止めて49分の考慮となった。羽生九段は桂馬を活用して攻勢を取ってペースを握ると、先手陣に控える飛車に当てて攻防の角打ちを放った。
ABEMAの中継に出演した横山泰明七段(42)は、「(後手の)玉頭に歩が垂れているので踏み込むのは怖く感じるが、角が良い手で羽生九段がリードを奪ったと思われる」とコメントしていた。ABEMAの「SHOGI AI」も羽生九段の優勢を表示しているが、三浦九段の豊富な持ち駒を活かした今後の構想にも注目が集まっている。
持ち時間は各5時間。勝者は次戦で永瀬拓矢王座(30)と対戦する。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
羽生善治九段 海老グラタン
三浦弘行九段 二段弁当 和風豚焼肉
【夕食休憩時の残り持ち時間】
▲三浦弘行九段 1時間44分(消費3時間16分)
△羽生善治九段 1時間39分(消費3時間21分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)