7月13日に福岡PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークス対埼玉西武ライオンズの一戦で、西武・中村剛也への死球が“消えた”ひとコマについて、西武OBの野球解説者・G.G.佐藤氏が言及した。

【映像】デッドボールがお腹に直撃、ボールが消える瞬間

2-2の同点で迎えた8回表の攻撃で、先頭打者として打席に入った中村は、カウント1-0からの2球目、ソフトバンク・津森宥紀が投じた内角への1球が内側へ外れ、慌てて腰を引いて避けるも避けきれず、腹部周辺をかすめる死球に。しかしその直後、中村に当たったはずのボールが見当たらないという、なんとも不思議な事態に。実はこの時、ボールは中村のユニフォームの隙間から中へと入ってしまっていたため、それぞれが一時的に見失うという形となっていた。

7月14日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの“消えたデッドボール”について紹介することとなったが、その際にVTRを見たG.G.佐藤氏は、「どうやって入ったんすか?」と驚いた上で、「よっぽどおなか空いてたんでしょうね、おかわりが。もう直接、腹に入れたかったぐらいおなか空いてたんでしょうね。」とユーモアを交えつつコメントした後で、「ユニフォームの入れ方が吉田正尚選手なんかはハイウエストでしっかり入れるタイプなんですけど、中村君、結構、ユニフォーム出すタイプなんですよ、上着を。ダボっとするタイプなんで、そういう意味じゃパコっと入りやすかったのかなっていう感じがしましたよね。結構、おなかから出すんで、ユニフォームを。」と、“ハイウエスト&キッチリ”なユニフォームの着こなしがしばしば話題となるレッドソックス・吉田正尚とは違い、ルーズでラフな着こなしが特徴の中村であるからこそ起きたプレーであると指摘した。