7月18日に(富山市民球場)開催された『プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023』。今年はデビュー早々“二刀流”で鮮烈なイメージを放った北海道日本ハムファイターズの矢澤宏太や、既に一軍で貴重な戦力となっておりMVPを獲得した阪神タイガースのルーキー・森下翔太など、話題の顔ぶれが数多く登場したが、そうした中でも、1本塁打を含む3安打2打点の大活躍で優秀選手賞に輝き、注目度が急上昇しているのが、オリックス・バファローズの大卒2年目・野口智哉だ。

【映像】矢のような低い“爆肩レーザー”でランナーを刺す瞬間

野口は7月6日にほっともっとフィールド神戸で行われた埼玉西武ライオンズ戦、0-0で迎えた2回表、2死一塁の場面で、西武の7番・佐藤龍世は鮮やかな右打ちでライト前へ。すかさず一塁走者の岸潤一郎は、俊足を飛ばして二塁を蹴り、三塁を目指すこととなったが、この打球を、ライトの野口は落ち着いて処理すると、そこから矢のような低いボールで三塁へと送球。俊足の岸を、余裕タップリでタッチアウトにすることに成功。その“爆肩”ぶりでスタンドを沸かせるとともに、先発のエース・山本由伸を助けることとなった。もともと野口といえば、内野が“本職”で、実は内野の守備でもしばしばこうした“爆肩送球”を披露しているが、今回はその“爆肩”を外野守備でも披露した形となった。

こうした野口の“爆肩”が見せたこのプレーに、ネット上の野球ファンからは「こういうのが観たかった!」「アッパレだな」「強肩は今に始まったことやないけど外野でもやるのがすごいな」「この肩よ。」「野口は二軍じゃやることない無双状態やし、このまま外野で定着して欲しい」「野口は二軍の帝王じゃなく一軍の帝王になれる素質を持ってる。この調子で一軍で頑張って欲しい」といった様々な反響が寄せられることに。今季、2軍では32試合に出場し、120打数42安打で打率.350、本塁打5と、“爆肩”のみならず打撃でも本格覚醒を予期させる活躍を見せているだけに、これから1軍で野口の持ち味が大いに披露されることに期待したいところだ。