【オールスター】セ・リーグ-パ・リーグ(7月19日/バンテリンドーム)
「マイナビオールスターゲーム2023」で、パ・リーグ先発の千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希の後を受け、オリックス・バファローズの山本由伸が登板。夢の“侍ジャパンリレー”が実現し、ファンを喜ばせている。
この日、パ・リーグの先発は、今季前半戦、12登板で7勝、防御率1.48と圧倒的な投球で注目を集める佐々木。4月28日に京セラドーム大坂で行われたオリックス戦で、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平と並び、日本人最速タイとなる165キロをマークした佐々木とあって、球宴でも大谷の持つ161キロを超えるか否かに注目が集まることとなったが、そうした中で迎えたこの日、パ・リーグ打線が初回からセ・リーグ先発の村上頌樹(阪神タイガース)を攻めて4点を先制し、0-4。その裏、先発のマウンドに登った佐々木は、先頭の1番・中野拓夢(阪神タイガース)に対して、ストレートとフォークで翻弄し、いきなり空振り三振に。前半戦の最終戦となった17日の中日ドラゴンズ戦(甲子園)で5打数3安打の猛打賞をマークするなど、打撃好調の中野の打棒を完全に抑え込むこととなった。
巧みなバットコントロールで今季も広島打線を牽引する続く2番・秋山翔吾(広島カープ)に対しては、フォークとストレート、スライダーを散らす形で翻弄。そんな佐々木に、秋山もベテランらしく、しぶとくファウルで粘るも、最後は鋭く曲がり落ちるスライダーで空振り三振に。2者連続の空振り三振で簡単に2死とすると、阪神の貴重なポイントゲッターとして活躍中の助っ人、3番・ノイジー(阪神タイガース)に対しては、最速161キロのストレートを含め2ストライクと追い込むも、フルカウントからセンター前へと弾き返され、2死から走者を出すことに。しかし続く4番・大山悠輔(阪神タイガース)は156キロで三塁ゴロに打ち取り、セ・リーグ打線の反撃を許さなかった。
その後、パ・リーグは佐々木の後を受け、2回表からはオリックスの山本がマウンドへ。山本が12奪三振、佐々木が11奪三振と、ともにWBCで圧倒的な投球を披露した“侍ジャパン”メンバーのリレーとあって、スタンドのファンのボルテージは早くも急上昇。だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)